- 吉田 武志
- 有限会社 ヨシダクラフト 代表取締役社長
- 栃木県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
ワタクシ、よく本屋さんに行きます。
買うのはもっぱら、ネットの本屋さんで古本や電子書籍が主。
しかし、どんな本なのか中身を見ないと買えないので、近所の本屋さんには行きます。
どうしても直ぐに欲しい本だとその場で買います。
本屋で思わず手に取ってしまう本。
それは、いい場所に平積みされている装丁が目立つ本。
表紙が目立つ本ですね。
2014年度の上半期。
装丁インパクトで思わず手に取ってしまったトップ1を発表致します。
それがこの本。
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
これはインパクトありました。
この表紙の女の子が書いたのかもと、一瞬思って手に取ります。
「こんな美形が実はバカ、でも一生懸命勉強して、ケイオーに入ったのかと」
美形のキャバ嬢風女子がミニスカートの学生服を着て
怒ったような表情を浮かべています。
よく見ると、この女の子。不良っぽくない。
モデルだもの。
衣装である制服のセンスはいいし、スカート丈も短い。
ちゃんとしたスタイリストついて、プロカメラマンが撮ったのですから当然。
多分何十枚も写真を撮って、絶妙な「怒り顔」を選んだのだと思います。
表紙の余白も計算されていて、そこに題名が並びます。
これは、手に取るでしょう。
同年代の中高大学生はもちろん、受験生を持つ母親だって手に取りますよ。
私のようなキャバ嬢が好みのタイプでないオヤジも多少のスケベ心で手に取りますよ。
私も「しまった」と思った瞬間には手にしていました。
買ってませんよ。この本、インパクトありすぎてオヤジが買うには勇気いりますし、
部屋にあったら、アッチ系の本じゃないかと、小2の娘にチェックされるでしょう。
まあ、欲しいとも思いませんけど。
ホント、この装丁は上手いなあと思いました。
2014年度の上半期の装丁インパクト大賞が決定致しました。
審査委員長は私で審査員はもちろんおりませんし、
当然、読んでおりませんので、中身は不明です。
著者は塾の先生で、頭の悪いギャルを指導して大学合格させた話らしいです。
出版社は、ドワンゴと合併で話題のKADOKAWAです。
ヨシダクラフト