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対象:住宅設計・構造

奥山 裕生
(建築家)

閲覧数順 2017年06月22日更新

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50年後を見据えた家づくりに臨める人々

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住宅業界に30年ほど携わり、何百棟もの住まいづくりに関わって来て言えることは、ユーザーが個々に期待している「家」の概念は様々であるということ…。

しかしながら、100年住宅に興味を持って「建てたい」「住みたい」と述べる方々には、共通している要素がありました。


家族の50年後を具体的にイメージできている

子供が成長して、次世代の「良い親」になるかどうかは、今の自分たちが子供たちとどのように接するかに掛かっているという認識を持っています。

家が子供、孫の世代まで繋がって、3世代の歴史をイメージできる方は、共通して50年、70年、100年使える家を具体的にイメージすることができるようです。

核家族化によって親子の距離が離れているという社会問題が見られる今日、家族の歴史をイメージできるかどうかは家づくりの大きなポイントの一つとなってきました。


無添加食品などに気を配るなど、食べるものに気を付ける

だからこそ、健康面にも気を使い、化学物質や添加物が使用されている食べ物に出来るだけ偏らない食生活を営むことを前提に、キッチン設備に対する見方が決まってきます。

使いやすいキッチンや家族が集いたくなるダイニングとは、外食産業やコンビニのお惣菜に頼らず、家族みんなで協力しながら食生活を営むということに繋がってきます。


子供の学歴が親にとっての勲章とは思っていない

それと共に、心の教育や心のケアも大切であることを認識し、必ずしも「一流大学・一流企業」という昔ながらの日本の価値観には支配されず、子供の個性を尊重しつつ、親思いの子供へと成長するために、子供の成長に伴って適切なアドバイスを送ることができるようにと、そのようなユーザーさんたちは共通して、親として常に勉強しています。

親にとって勲章となるのは、親思いの子供である、ということです。

心が育った子供は最終的には自分の家族と親をしっかりと面倒見てくれるようになり、そのことを意識して将来の仕事や自分の夢について現実的に考えるようになる、と仰る方も多いですね。


モノに頼らず、モノに埋もれない人生を送りたい

そして、得てして、荷物を大量に持っていません。無駄なモノが多いと、無駄に収納スペースを作る必要が出て来ます。

使わないモノでスペースを奪われるよりも、モノを減らして家族で過ごせる時間と空間を確保するほうが大切であることに気付いているのです。


「規格品」や「常識」と呼ばれるものに真っ当な疑問を抱いている

最後のポイントは、世の中がシステム重視で動いていることに翻弄されることなく、モノを作り上げているのは人間である、ということをしっかりと理解しています。ですから、「こんなことはできないだろう」ではなく、「どうすれば実現できるだろう」と考えます。

全てにおいてオーダーメイドが可能である、という認識で家づくりに取り組む、ということですね。


このように、一見、家づくりとは無関係に思える「ライフ・スキル」なポイントですが、どれも家づくり・空間づくりに応用されるもの。こうしたポイントを自分自身について考える時、果たして「100年住める家」が自分にとってふさわしいのかどうかを判断するよう、オススメしています。


上記のことをさらに詳しく書いている以下のリンク先もどうぞご覧ください。

家族の未来に具体的なイメージを持っていますか [via Housing World Corp.]

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高級輸入住宅の敏腕営業担当として『ツーバイフォーの鬼』と呼ばれる営業成績を残しつつも、必ずしも家が大切に残されないことや幸せに直結しないことに疑問を抱き、独立後、十数回にも及ぶ欧米住宅研究旅行を実施。国産無垢材ティンバーの大空間を実現。

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