- 杉浦 繁
- Atelier繁建築設計事務所 代表
- 愛知県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
愛すべきお客様達・・3
我々は仕事をしてお客さんから設計料や設計監理料を頂くことで生活をしています。
この設計料というのは・・
契約時に決めたお支払い方法で頂くのですが・・
だいたい一般的には3回ないしは4回程度にわけて・・
契約時・設計完了時・着工時・竣工時などに頂くことになります。
頭金とそこまでに終えた作業分を頂くわけです。
我々は契約で決められた時期になると・・
設計料を頂くために請求書をお渡ししてお願いする・・
のですが・・
やっぱり当然これはなかなかに・・
言い出しにくいものです。
もちろん当然これはそこまでに行った仕事に対する正当な対価ですし、こちらも諸々持ち出していたりしますから頂かないと首をくくることになってしまうので堂々と言うべきことなのでしょうが・・
お金下さい!ってのはなかなかに言いにくいものなのです。
性格的な物もあるのでしょうか?
たいていは何かの用事にかこつけて、ついでのように請求書をお持ちしお願いするのが普通です。
お客さんの方だってわかってはいるのでしょうが・・
やっぱりお金を払うのにはなかなかに気合いが必要でしょう。
銀行さんなどとのお話なども必要になってくるでしょうし・・
安い金額ではないのですから。
ところが・・
たまに、そんな心配のまったく必要のないお客さんがいらっしゃいます。
どういうこと?
こちらがお願いしなくてもお客さんの方から設計料を払いに来られる方です。
「先生!設計料はもう払っていいですか?」
え・・
いやいや、まだ設計終わってませんから・・
「準備できましたのでもう振り込んでおきました!」
え、まだ請求書が・・
じゃあいそいで請求書と領収書をお持ちします。
「めんどうなので先に設計料全額払いましょうか?」
いやいや・・
もしうちがいきなり倒産したり建築に何かの不可抗力で支障が出たらどうするんですか・・
本当にちょくちょくいらっしゃるんです、そういう方が。
ありがたい話です。
そして・・
本当にうれしい話です。
信頼して頂いているってことですので・・
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