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先週末に産業カウンセラーの研修で、PFAについて受講して来ました。
これは大規模災害や大規模事故(航空機事故など)で、支援が必要と思われる人に、同じ人間として人道的な支援の仕方を示したものです。
阪神淡路大震災で、このPFAの知識があれば少なくとも500人以上の人が助かったのではとの教訓から、2年前位から日本でも取り入れられ始めました。
これは、世界保健機関(WHO)で作られたガイドラインと、米国が作ったガイドラインの2つがあります。
3年前に起きた東日本大震災のように、日本は地震多発国で、これからも関東地震、東海地震、東南海地震など可能性が高いと言われています。
このような時、人道的な支援の仕方を知らないと、誤って返って支援が必要な人々を苦しめることになります。
このPFAが出来る以前は、災害等で大きな心の苦しみを体験した支援が必要と思われる人達に、グループでその体験を話し合うことが行われていました。
これは、心の傷が少しでも軽くなると思われていたのですが、実際にはトラウマが増大したりPTSDにも繋がりやらない方が良いという結果が出ています。
現在PFAを学んでいる人は、災害派遣医療チームのDMAT(最近TV番組でもありますね)、日本医師会災害医療チームのJMAT、救急救命士、公的機関の関係者などまだごく一部の人しかいないようです。
本来、PFAは医師やカウンセラーなど専門家だけではなく、一般の人に人道的な支援の仕方を知ってもらう必要があるのですが、残念ながら日本にまだ指導者が非常に少なく、学ぶ機会が余りないのが現況です。