- 松原 好克
- 日刊美容液新聞 編集長
- 岐阜県
- スキンケアカウンセラー/美容液研究家
スキンケアカウンセラーの松原です。
ターンオーバーという言葉を、聞いたことがありますか!?
スキンケアにご興味がある人は、おわかりだと思いますが、肌は常に生まれ変わっており、サイクルがあります。基底層と呼ばれる所で作られた細胞が、成熟して姿を変えながら、角質層へと押し上げられ、角片(アカ)となって剥がれ落ちます。
この期間のことをターンオーバーと呼びます。
肌の部位や年齢によって異なりますが、正常な皮膚では約28日間です。(基底層で作られた細胞が角質細胞になるまでに14日間、さらに剥がれ落ちるまでに14日間と言われています)
何らかの原因でターンオーバーが順調に行われないと、古い角質が肥厚します。その影響で、透明感と滑らかさがなくなり、さらに、保湿機能が低下して乾燥肌を招く原因となります。
歳を重ねた30歳くらいから、急激にターンオーバーが遅くなり、その影響で悩みが増えてきます。乾燥やシミ・シワ・くすみなど…
乾燥はもちろんですが、多くの人を悩ますシミにいたっては、ターンオーバーが遅くなることによって、シミの原因となるメラニン色素を排出する力が衰えてきます。そのため、メラニンが停滞して、色素が肌に残ってしまうのです。
つまり、ターンオーバーは、美しい肌を維持するために欠かせない重要ポイントです。
年齢によるターンオーバーの乱れは、どうしようもありません。これは、体が老化することと同じで、肌も同じように老化するため、当然の自然現象です。
先ほども申し上げましたように、ターンオーバーの乱れにより、古い角質が肥厚するために悩みが増えてきます。
ターンオーバーそのものの機能改善は無理ですが、ターンオーバーの遅延に伴い蓄積した、古い角質を落とす目的である「ピーリング」は、エイジングケアに有効です。
オススメする肌の手入れは、朝晩の保湿は必ず行い、一週間に一度の間隔でピーリングを取り入れる。
では、また次回をご期待下さい!