- 清水 圭一
- 日本クラウドコンピューティング株式会社
- 東京都
- IT経営コンサルタント
対象:ITコンサルティング
本日2014年4月9日でMicrosoft Windows XP サポート終了!対応策 その3
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IT機器のセキュリティ対策
2014-04-09 09:00
必ずしも最新OSのWindows8である必要はないが、今後、出来るだけ長く同じOSを使い続けるのであれば、最新のものにすべきである。しかし、利用している業務ソフトの対応OSなどの問題で、XPの後継OSあるWindows Vista(以下、Vista)やWindows7にしなければならないケースもある。どのOSにするかは、使用したい業務ソフトが対応している新しいOSを選択する。また、サポート期間は短くなってしまうが、Vistaの場合は、XPの直後の世代のOSであるため、動作スペックがXPに近い。XPで利用していたパソコン本体のスペックがVistaの推奨動作環境に合致すれば、パソコンはそのままで、OSのみをVistaに変更するということも出来る場合がある。
WindowsXPからWindows8や7に乗り換える際のポイント
・業務ソフト、特に市販の業務ソフトではなく、オーダーメイドで自社の業務に合わせて開発した業務ソフトは、最新のWindows8や7に対応していない。最悪の場合、最初から開発を始めることになるので、時間も費用も価格も掛かってしまうことを留意する。
・OSが変わることにより、プリンター、スキャナー、ネットワーク機器などの周辺機器が対応していない、あるいは買い替えが必要になるケースもある。社内のIT全部を含めて、OSのアップグレードを考える必要がある。
・WindowsXPとWindows8では、操作性も全く異なっているため、慣れるまで時間が必要。慣れていない従業員などには、別途、研修などが必要になる場合もある。
・古いパソコンから新しいパソコンにデータ移行を行った際には、古いパソコンのデータ消去を確実に行うこと。ファイルをゴミ箱に入れたり、フォーマットをするだけでは、そのデータは復元することが出来る。データを完全消去するソフトを使って実施するか、専門の業者に依頼を行うことが望ましい。
・XPから最新のWindows8や7に乗り換えるだけが選択肢ではない。従業員の業務内容によっては、MacintoshやiPadなどのタブレット端末、iPhoneなどのスマートフォンを代わりに利用することも出来る。
・従業員のパソコン利用頻度が低かったり、出張、在宅勤務、テレワークなどが多いのであれば、1台のパソコンを複数の従業員で共有したり、仮想デスクトップという従業員私有のパソコンで、会社のパソコン環境を安全に使うことが出来る仕組みもある。働き方や雇用形態の変化などを踏まえて、本当にパソコンがオフィスに必要かどうかを考える必要もある。
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