- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:ホームページ・Web制作
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- (Webプロデューサー)
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- (Webエンジニア)
カラーリングを味方にする方法<黄> #3
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デザインと企画、その気持ちイイ関係。
カラーマーケティング術
2008-06-24 09:41
そろそろ夏の準備に入るころでしょうか?
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
年齢と性別と色の関係
人間は、赤ちゃんの頃、生きる生命力にあふれているせいでしょうか?
明るさを求める「黄色」に興味を持つと言われています。
「黄色」の生理作用としては、
新陳代謝を活発にさせるとか表情を和らげる。
目に緊張感を与えるなど、エネルギーに満ちた元気なイメージがあります。
また、精神を集中させることができ、消化器系などにもに良いそうです。
それから、
時間の経過を遅く感じさせたり、本能的な注意を促す、などが挙げられます。
信号機の黄色=注意(caution)などはそうですね。
「黄色」は、エネルギッシュで力強いイメージを発信します。
夏の日差しの中で、大きく育つひまわりなども黄色を象徴する代表的なアイテムです。
また、自然界の中でも大変目立つカ色なのでオリジナリティーや、現代アートの
世界でも、人気のカラーリングといえるでしょう。
お話しを子どもさんに戻しますが、
2才〜5才頃にかけては、社会や環境に順応していくと共に色の判断能力もアップします。
この頃は、性別としての区別はあまりなく、暖色系(赤・橙・黄系統)の純色に
興味を示します。
やはり明るさや暖かみを自然に求めているのが分かります。
小学校から中学、高校にかけては、学習や経験にあわせて性別としての好みが
でてきます。
一般的に男性は寒色系・女性は暖色系を好むようになります。
色の持つイメージからすると男性はクールさを求め、女性は明るさを求めている
ということ になるでしょうか。
学生から社会人へ適応していく年齢になると、黒を好む時期もあります。
大人っぽさやスタイリッシュ感、都会的であることを求めているためかもしれません。
黒は、保護色という意味もあるので、他のカラーを際立たせる役割もあります。
それ以後は、一般論ですが、年齢にあわせていろいろな色を使うようになります。
男性は、寒色系や緑を好み、年齢が上がるとともに暗い色や渋い色を好むように
なるそうです。
特定の色やスタイリングに対する嗜好も強くなるようです。
一方、女性は暖色系と赤紫を好む傾向があり、また多くの色相を楽しむ傾向が
あります。
女性のほうが嗜好に関してはカラーに敏感で多様化しているようです。
色彩も単独で考えるのではなく、年齢と性別などと組み合わせていくことで
色から感じとれる人間の心理状況なども把握することもできます。
その日の気分によって、また、今までと違った自分に出会えるために、
企業は、年齢やターゲット、季節感などを取り入れて、
カラーリングを味方につけて、大いに楽しみましょう!
関連図書:カラーマーケティング