- 岡本 興一
- ウィジット株式会社 代表取締役
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
ということは、使い始めたその日から、すでに陳腐化は始まっています。
もちろん、業務は日々どんどん変わっていきます。
組織も変わっていくものです。
現代のそうした状況において、ITシステムを普遍的なものとして捉えることは極めて危険です。
ITはビジネスを強力にサポートするツールであるはずなのに、変化していないITはビジネスの邪魔になってしまうことがあるからです。
すなわち、ITは、ビジネスの環境、社内外の環境にあわせて進化、変化していかなければなりません。
たとえば、人が増えれば端末を増やす。
ライセンスを増やす。
組織変更があれば、ネットワークを組み替える。
バージョンアップが必用となれば、適切なライセンス数を購入する。
そうした微修正は日々発生して当然です。
ところが、中小企業のITでは、社内にどんなサーバがどこにあるのか、どんなソフトウェアがあるのか、どんなネットワーク機器が社内にあり、どんな設定がされているのか?を把握していない事が少なくありません。
こうしたIT機器やソフトウェアは、「情報資産」と言われるのですが、その「情報資産管理」をきちんと行っていないことが多いのです。
情報資産管理をきちんと行っていないと、ライセンスの不正利用につながったり、急な拡張や縮小、改善に対応できず、よけいな手間や時間、コストがかかることにつながります。
先般、この「ドキュメント(書類・マニュアル・設計書)がない」というタイトルのコラムでも記載しましたが、こうした情報をきちんと書類にまとめて、変更があれば修正を加え、最新の状態にある様に管理しておかねばなりません。
それは、決して難しいことではないはずです。
ちょっとした、手間をかけるだけで、出費を削減できるのですから、絶対に行うべきことなのです。
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岡本興一