- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
広報担当者であれば、新商品や新サービスの開始、新たな広報素材を入手した際など、当たり前のように、流れ作業でプレスリリースを書く習慣がついているだろうと思います。
期日も迫り、他の業務も抱えていることで時間に余裕もない状況を考えると致し方ないとも考えます。
しかしプレスリリースを書く前にやっておきたい3つのことがあります。
ひとつは、誰しも考えると思いますが、如何にニュース性を向上させて報道の確度を上げられるか。プレスリリースを出すことが本来の目的ではないことが少なくないので、やはり如何に報道に結びつけられるかという工夫をすることは当然のことだろうと思います。
そして次に検討したいのは、プレスリリースを書く=リリースの一斉配信という手法で良いのかどうかの検討。広報素材の発表には、実に多くの発表手法やパターンが存在します。
その中で、今回発表しようとしている広報素材の特性を考えた際、その手法が適切かどうかという見極めも重要となります。
最後に意外に抜けている視点ですが、目的や狙いを明確にするということ。
単に報道に結びつけられれば良いではなく、どう書かれたいのか、何を一番に言いたいのか、などを事前に頭の中で明確にしなければ良い結果はでません。
ひとつの広報素材でも、切り口によっては商品よりのリリースになったり、コーポレート要素の強いものになるなど、意思の入れ方によっては大きく内容に差が生じます。
これらのトーンが一担当者が勝手に決めているという現状であれば些か問題だろうと思います。
プレスリリースを書く際、どう具体的に書くかの検討の前に、どう会社としての、担当者としての「意思を入れるか」を十分に検討頂きたく思います。
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