子どもを自分の自転車に乗せる前に 3 - ヘルメット着用編 - - コラム - 専門家プロファイル

消費者考動研究所 代表 /消費生活アドバイザー
東京都
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子どもを自分の自転車に乗せる前に 3 - ヘルメット着用編 -

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暮らしの中の事故から身を守る!

こんにちは。消費者考動研究所代表 消費者教育コンサルタント/消費生活アドバイザーの池見です。

前回よりシリーズでご紹介している「子どもを自分の自転車に乗せる前に」。3回目の今回は、子どものヘルメット着用の大切さについてです。

 

さて、皆さんは自転車に乗る時にヘルメットを被っていますか?

ツーリングしている方が着用しているのは時々見かけますが、その他の街乗りの時に大人のヘルメット姿はあまり見かけませんね。
郊外の小中学校だと、通学の際の着用を校則化しているところもあるようですが、実際はなかなか…というところではないでしょうか。
その理由は、面倒くさいのと、バイクみたいにヘルメットをかぶらないと交通違反キップを切られる、ということがないからかもしれません。しかしこのヘルメットの着用、13歳未満の子どもが自転車に乗る・乗せられる場合は、その辺の事情も変わってきます。

 

まずは、子どもを乗せる・乗せている時に起きる事故を知りましょう

子どもは、大人と違って身長に対する頭部の比率が大きいため、万一バランスを崩して転倒する時に頭を地面にぶつける可能性が高いのです。
さらに子どもは、そうしたとっさの危険を避ける身のこなしがまだ不十分です。そのため、余計に頭をケガする傾向にあります。

ここに一つご紹介したい動画があります。
国民生活センターが2年前に公表した、子どもを自転車に乗せた時の転倒事故のテスト映像です。
独立行政法人国民生活センター 「子どもを自転車に乗せたときの転倒に注意!」掲載動画

この映像を見ると、子どもを乗せることは自転車にとっていかに重いものなのか、そしてとてもバランスの崩しやすい不安定な状態なのかが良くわかります。そして、自転車が倒れる時、子どもは頭から落ちている点にも要注目です。

*このテストの内容詳細については、同報告書の本文をぜひお読みください。

 

13歳未満の子どもは、乗っても乗せてもヘルメットは必要です!

このようなテストや実際の事故事例からわかったことは、身体も運動神経も未発達の子ども、特に13歳未満(おおむね小学6年生まで)の子どもは、自転車に乗る時・乗せる時にヘルメットを被っていないと、命に危険を及す可能性が非常に高いということです。

そこで、国の法律 道路交通法では、平成20年6月より、13歳未満の子どもについては自転車に乗る時にヘルメットを被らなくてはならない、という努力義務が課せられました。簡単に言うと、小学生以下はヘルメットを被って自転車に乗らなければいけません。

しかし、子ども自身に「法律で決まっているから」と注意しても、なかなか理解するのは難しいかもしれませんね。
そこで是非お勧めしたいのは、次の二つのことです。

  1  子どもだけに被らせるのではなく、まずは大人=保護者や家族全員で被るように心がけましょう。

  2  ヘルメットはなぜ被る必要があるのか=実際の危険性と、自分の安全と命は自分で守ることの大切さを話し合いましょう。

特に2の話し合いの際は、子どもの年齢に合わせて、「交通ルールは安全のためにある」ことと、ルールを守ることの大切さも一緒に考えると良いですね。

 

自転車用ヘルメットを選ぶポイント

では、ヘルメットを購入する際、どこをチェックすれば良いのでしょうか。

自転車用ヘルメットについては、実は法律で基準・規格が定められてはいません。
そこでぜひ確認したいのが、前回のコラムでもご紹介しました、(財)製品安全協会が審査・認定するSGマークの有無です。

SGマーク自体は任意のマークなので、このマークが貼っていないものは法律違反というわけではありません。
しかし、厳しい審査基準の認定と、万一SGマーク付き製品を使っていて事故に遭い、その原因が製品の欠陥の場合は、最高1億円までの賠償保障があります。

最近では、インターネット通販で現品を確認せずに購入するケースも増えました。
特に気に入ったデザインの物を探そうとすると、ネット通販で探すこともあると思います。
ぜひネットでも実際のお店でも、SGマークや製品の特徴を十分確認したうえで選ぶように心がけましょう。

<参考・出典>
一般財団法人製品安全協会

 

子どもの安全は大人の責任です

ご紹介してきたこのシリーズ、振り返って改めて一言でそのポイントをまとめると、
 ・「自分は大丈夫」が一番危ないので、しっかりと知識を持って大人が気をつける
 ・乗せ方も、自転車や道具選びも含めて、「子どもの命と安全は、大人の注意と責任感次第」
ということになります。

実際に多忙な子育ての中では、そうは言ってもなかなかうまくゆかないことがたくさんあります。
でも注意する・しなければいけないポイントはきちっと押さえて、お子様と楽しいサイクルライフをエンジョイしてくださいね。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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(東京都 / 消費者教育コンサルタント)
消費者考動研究所 代表 /消費生活アドバイザー

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暮らし全般の幅広い専門知識(衣食住から法律・マネー、CSRまで)を持つ消費生活の専門家=消費生活アドバイザー。長年の顧客対応や消費者行政での職務経験とノウハウで、教育現場から行政、企業、団体の消費者教育とあなたの消費者力UPをサポートいたします。

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