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- 小川 猛志
- 不動産コンサルタント 小川猛志 代表取締役
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- 小川 猛志
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おはようございます！「タケ」こと、小川猛志です！
台風20号の影響か、
薄暗い曇り空、早朝の東京です。
週末は、晴れそうですね。
昨日は、
義父の設立した建設会社が主催する、
ゴルフコンペに参加してきました。
なんと、昨日で第１６８回。
ものすごい回数の継続。
僕は今年からメンバーとして
参加させていただいていますが、
各業界の大先輩方と過ごす一日は、
それだけでものすごい学びになります。
スコアは・・・
発表しません（笑）。
さて、今日で６回目、
僕が父からもらった「７つの『一言』」。
今日の「一言」は、
『失敗したらやり直せばよい』
～長い人生悲しみ無念さを味わうこともある
じっと耐えることである
耐える心に新たな力が湧いてくる
そしてまたやり直せば良いのである～
です。
若い頃、
特に学生時代の頃の僕は、
今思うと、
極端に失敗を恐れていました。
というか、失敗しないように、
何かを始める前にものすごい入念に
準備するようなタイプでした。
学生だし、それだけの時間があった、
というのも手助けになっていました。
社会人になって、
それまでの考え方が通用しなくなり、
体験したことのない焦りや失敗。
学生の頃までの、
若気の至り的なプライドが、
失敗をする度に
僕の心をズタズタにしていきました。
そして、
自分のせいじゃない、
今回は仕方なかった、
そんな言い訳を自分に対して
言い聞かせるという、
モノすごーくちっちゃくて、
セコいオトコでした。
そんな僕が、
考え方を変えた、というか
変えさせられた出来事があります。
父は当時、複数の会社を経営していましたが、
そのうちひとつの事業の採算が悪化し、
事業を清算することになりました。
中小の企業では普通ですが、
当然、経営者本人の個人保証、
自宅の担保提供、
そして会社所有の土地の担保提供等で、
事業資金の融資を受けたりします。
父もご多分にもれず、
そのような方法をとっていましたので、
事業清算とともに、
不動産の売却等をせざるを得ない状況になりました。
その時取った、父の行動は・・・。
この僕に、その不動産売却を、
仕事として、任せたのです。
当時勤めていた僕の勤務先まで来て、
当時の社長に頭を下げて、
自宅の売却を依頼しました。
そして僕は、
父が自ら設計し建てた自宅、
小学校の頃から育ってきた自宅を、
父の依頼によって、
僕自らの手で、
売却活動したのです。
僕は、その父の姿を目の前で見て、
なんでここまで出来るのだろう、と、
本当に父の生きざまに、
なんとも言えぬ感情をいだきました。
その時の自分が、
もしオヤジの立場だったら、
同じことが出来るだろうか。
はたから見れば、
事業に失敗し、
自宅を手放すハメになった、
そんなふうにネガティブに映るのが普通です。
金融機関にだって、
連日罵声を浴びせられます。
そんな状況下で、
働いていた全従業員の
次の働き先の手当をし、
その他の仕事の整理をし、
そして担保として提供していた
自宅や会社の土地を息子に処分させる・・・。
当時、僕の常識では到底理解し得ない、
超絶な精神力を目の当たりにし、
今まで小さなことでクヨクヨしていた自分が、
本当に情けなくなりました。
こんな偉大な父の息子が、
こんなんじゃ駄目だ。
初めて、強くそう思った出来事でした。
自宅の売却を、
当時勤務していた僕の会社で、
僕が担当となって売却する。
もしかしたら、
同じ会社の社内の人たちから、
小川の家も大変だな、
大丈夫か・・・
なんて思われてたかも知れません。
そして、
それ以前の僕だったら、
そんな空気に耐えられなかったかも知れません。
でも、
そんな父の背中を見て、
どんなに大変なことがあっても、
堂々とする。
コツコツと前に進む。
無念なことでも、じっと耐える。
恥ずかしいなんて思わない。
そんなことを学ばせてもらった僕は、
周りの目なんか気にならなくなっていました。
今は、全力で、
親子力を合わせて次のステージに進むんだ。
そのためには、
未練なんて捨てて、
少しでも早く、少しでも高く、
自宅を売却することに専念するんだ。
結果的に、自宅の真隣の人が、
自宅を買ってもらいました。
小さい頃から、ご近所付き合いで
お世話になった人でした。
まずは近所から、という基本セオリーで、
話を持っていったところ、買ってくれたのです。
その一件は、
これ以外にも様々なドラマがありますが、
これを書いていると一日では終わらなくなるので
このへんにしておきますが、
失敗にへこたれるな、
失敗は成功の母、
失敗と思ってもじっと耐えれば春がくる、
そんなことを、
父は自分の背中で我が息子に示してくれました。
自分の父だから言うのではなく、
極力客観的に見ても、
本当にカッコイイ、オトコの背中だと思っています。
逆に、
実の息子であり、
一番近くにいたからこそ、
当時ボロボロに疲れていた父の姿も知っています。
こんな父の息子として生まれたからには、
自分ももっともっと成長しなくてはいけない。
それからの僕は、
自分でもわかるくらいに、
考え方が変わり始めました。
そして、貪るように本を読み始め、
自分をもっと成長させたいという欲にかられ、
その数年後に、
船井財産コンサルタンツに入社し、
また更なる経験をさせていただくことになります。
『失敗したらやり直せばよい。』
こんな短いフレーズですが、
父からもらうこの言葉は、
そんな実体験をバックに、
僕に思い説得力を持って響きます。
失敗だ！
と思った時こそ、チャンス。
今日もこのことばを胸に、
はりきってまいりたいと思います！
感謝。
タケ。
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