開業資金の融資手続きについて - 確定申告 - 専門家プロファイル

湯沢 勝信
東京都
税理士

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対象:税金

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開業資金の融資手続きについて

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医院開業
 国民生活金融公庫や銀行などの金融機関から、融資を受けるためには、それぞれの金融機関の審査を受けなければなりません。審査の際に必要な書類としては、

1.開業予定地の賃貸借契約書(戸建て開業の場合には、土地の登記簿謄本と、建物の建築確認証)
2.前2年間の確定申告書(写し)
3.医師免許証(写し)
4.有担保で融資を受ける場合には、担保物件の登記簿謄本
5.設備資金に対する融資を受ける場合には、工事代金や、購入予定の資産の見積書
6.前2年間の先生の確定申告書(写し)
7.事業計画書

があります。
これらの書類を金融機関に渡したら、金融機関の人は、必ず開業予定地を自分の目で見て確認することと、実際に開業する先生と面接します。
面接時のポイントは、
1.事業計画書の内容と、実際の先生の話が一致しているかどうか
2.先生の印象から考えて開業後患者があつまりそうかどうか
3.人物としてしっかりしているかどうか

というところです。
ただ、医院開業は、他の事業の起業と比べてはるかに成功の確率が高い事業なので、普通に受け答えすれば大丈夫だと思います。ただ、なるべく多くの運転資金を確保するために、設備資金を上乗せするような形で、事業計画書を作成している場合には、金融機関ごとに計画書を変更している場合がありますので、間違えないように面接前によく確認してください。融資の決定については、国民生活公庫で、2週間くらい、医師向けの無担保無保証ローンで、1週間、保証協会で、1ヶ月以上です。
国民生活公庫や、銀行は、順調にいくと以外に早く融資の内定がおります。保証協会は、審査に時間がかかるのでなるべく早く申請しないと開業に間に合わなくなりますので、注意してください。