- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
広報業務を進める上で、「それは常識だろう」と思うことは日々あるかと思います。
常識を広辞苑で調べると、「普通、一般人が持ち、また持っているべき知識。専門的では無い一般知識とともに理解力・判断力・思慮分別などを含む」とあります。
言い換えれば「誰しもがそうだと思うこと」でしょう。
しかしこの常識には2つの落とし穴があり、「人」や「時間」により変わるということ。
例えば銀河系の惑星を太陽に近い順に言いなさいという問題があったらどう答えますか?
①水・金・地・火・木・土・天・海・冥
これが一般的な常識でしょうか?
②水・金・地・火・木・土・天・冥・海
私が学生の頃はこう学びました。これは1979年1月から1999年3月までは、海王星の軌道より冥王星のそれの方が内側に入っており、一時的に(冥)(海)が正解でした。
③水・金・地・火・木・土・天・海
これが現時点での正解のようです。順番は①と同じですが、冥王星が1930年に発見されて以来、第9惑星と位置づけられていましたが、惑星の定義である「自分の軌道周囲から他の天体を一掃している」とは判断されなかったとのことで、「準惑星」という新しいジャンルに分類されたとのこと。
つまり私が学生の頃に学んだ知識を「普遍的な常識」と捉えていれば、この問題に正解することは出来なくなります。恥をかくこともあるでしょうし、嘘をつくことにもなるでしょう。
常識は「絶対的な共通認識」とのイメージがありますが、人によっても、時間軸等で変わっている可能性があるということを十分に認識し、絶対に間違いないと思い込まずに少しでも疑わしいことは確認することと、常に新しい情報をキャッチするアンテナの感度を研ぎ澄ませることが大事だろうと思います。
「常識の落とし穴」を意識しては如何でしょうか?
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