独学指導で大事なことは「〇〇〇」を増やしてあげること - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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閲覧数順 2024年04月30日更新

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独学指導で大事なことは「〇〇〇」を増やしてあげること

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独学指導って具体的に何を指導するのか・・・


例えば


「数学指導」なら、数学を指導します


「個別指導」なら、個別に指導します


しかし、


「独学指導」といっても、独学という言葉自体「自分一人で学ぶ」なので、それを教わるというのは


矛盾がありますよね。




結局、独学指導というのは


「一人で考えて勉強に関わる行動をするようになる」


ための指導なのです。






では、何をするのかというと私がしている仕事は大きく2つあります。




1つは「評価する」


生徒の言動、勉強の様子を見ていて

これだと、自分で後から見たときにわからないよね

とか

今の勉強で合格できたから、今後もそれを使おうね

とか


そういった「評価」を、独学という観点からしていきます。



ただ自分勝手に勉強していては、気がつかないこともあります


また、良かったものを「良かった」と他者評価されることで、それを継続する意志も強まります。







もう1つは

「選択肢を増やす」



これは、最初の「塾・先生・授業」依存を少し乗り越えたあたりから重要になります。


最初から「自分でやろうね」では、何をしていいか困ります


多くの塾・講師は

「これだけやっとけ」という1つを提示

して、それを守らせます


よくあるのが「何回も解きなおせ」「毎日塾に来い」「塾のプリントだけ完璧に暗記しろ」というのです。


この「1つだけ提示」は成果の面、指導の面で非常に簡単です。


その子に合わせる必要もなければ、講師によってブレることもない。


だから、塾のブログで「今日も朝から〇時間授業しました」「〇日連続でテスト対策をさせています」


というのを自慢げに書いてしまうのです。


私が学生であっても、子どもがいても、こういう学びはさせたくないです


決められた「1つ」を守らせることよりも


「選択できる」能力の方が大切です。


ただ、その「選択肢」がないと選択できません。


その選択肢を増やすことを独学指導で行っています。


「こういうときは、こう考える」

「こういうときは、こういう勉強手順がある」

「こういうときは、これをしたらいい」

などの選択肢を増やし、それを選択した後、それを評価する。



自分で考えるというのは、相手(塾)のことを宗教のように信じ込むことではありません。


いくつかの選択肢の中から選んでいく。


それが考えるという行為であり

それを指導しなくてはいけません。



もちろん、そういった選択肢がたくさんあっても使わない生徒もいます。


彼らは、それを使って習慣にする能力がまだないだけです。


その状態に合わせた独学指導もあります。








塾に入ったばかりの生徒は、一人ひとり勉強が違います。


みんな最初は「何もない」状態です。


独学は

どんな生徒も「教わったことがない」ものです。


だから純粋に学んで独学に近づいていきます。




そう考えると、独学で成績が上位の生徒、受験に成功する生徒は本当にすごいですよね!


塾屋では、そんなすごい人たちが持っているノウハウを学び、自分のものにできる場所です。

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