岩間 隆司(建築家)- コラム「地盤と基礎工事のこと つづき」 - 専門家プロファイル

岩間 隆司
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅

岩間 隆司

イワマ タカシ
( 東京都 / 建築家 )
株式会社ソキウス 代表取締役
サービス:4件
Q&A:0件
コラム:467件
写真:6件
お気軽にお問い合わせください
03-5735-9700
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

地盤と基礎工事のこと つづき

- good

2016-06-18 09:30
現在工事進行中 木造集合住宅 HN1-Project
新築に先立つ既存建物の解体で、地中から大量のガラが出てきていました。
地盤調査(SS方式)では必要とされる積載荷重はクリアできても、地盤の
補強工事は施そうということで、その後の進捗状況を整理しておきます。


解体した既存建物の基礎を撤去しても、この計画で設定される根伐底盤は
も少し深いレベルです。スミ出しとレベルを確認し、さらに根伐を進めると
案の定、また大きな埋設物。前の、その前にあった建物の基礎でしょう、
なんとか撤去し、根伐底盤を確保です。
根伐底盤に砕石を敷きます。厚さ50mm。
地盤補強シートを敷きます。縦方向・横方向と敷く方向を変えて二重にです。
この補強シート、引っ張られる力にはめっぽう強い。地盤に均等に建物荷重
が掛かることを助けるわけです。大型重機が搬入できない現場での対応です。
再び砕石を敷きます。厚さ100mm。
(補強シート分がありますので、現実には少し薄くなります。)
防水シートを敷き、その上に捨てコンクリート打設。スミを出します。
あらかじめ出してあったものを落とし込み、敷地との位置関係を再確認。O.K.
耐圧版と基礎の配筋。
瑕疵担保保険会社の担当者と一緒に配筋検査も完了です。

あとは基礎のコンクリート打設。
そして月末の上棟へと、現場の仕事は続きます。



プロフィール対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスコラム写真