対象:矯正・審美歯科
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晝間 康明
歯科医師
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乳歯の反対咬合について
こんにちは.東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
早速ですが御質問にお答えします.
上顎の前歯が下顎の前歯の外側に位置しているのが正常な噛み合わせで,下顎の前歯が上顎の前歯の外側に位置する状態を「反対咬合」と呼びます.
また,大人の前歯の噛み合わせに比べて子供の前歯の噛み合わせは,上顎前歯が下顎前歯を覆う量が少なく「切端咬合(せったんこうごう)」に近い場合も多く見受けられます.特に乳歯が完全に生え揃っていない乳児の場合,色々な位置で咬めるように顎を動かしていますので咬む位置も一定ではなく,ある時は切端咬合に見えたり,ある時は反対咬合に見えたりする事もあります.
現在のお嬢様の状態は,反対咬合の状態にあると思われますが,一時的なものである可能性も高く現時点で緊急性のある治療は必要ないと思われます.しかし,お父様が「歯並びが悪く受け口」であるということから,将来的な矯正治療の必要性は高いかもしれません.
矯正歯科医としては,上下顎前歯が永久歯に生え変わる6〜8歳頃にみせていただくと将来の噛み合せの予想をしながら治療計画を立てる事ができると思いますのでその頃から矯正歯科医院に通われるのが良いかと思います.
しかし,歯科医としては今の時期(生後19〜31ヵ月)が虫歯菌に感染する時期であるため,予防指導のためにお母様とお嬢様で通院していただきたいと考えます.
理想的には,御家族でかかりつけの歯科医院に通われ虫歯予防を行い,お嬢様が6〜8歳になった頃にかかりつけの歯科医から信頼できる矯正歯科医院を紹介していただくのが良いと思います.
今はお嬢様の噛み合せについてあまり深刻にならず虫歯予防をして健やかな成長を促してあげる事が重要であると考えます.
以上,参考になれば幸いです.
金田 竜典
歯科医師
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定期的な検診
ざわさん こんにちは。
歯科医師の金田 竜典です。
かわいい前歯が生えてきたのに、受け口状に噛み合っているとの事はさぞ御心配と存じます。
受け口には大きくわけて
・歯の萌出の角度によるもの
・上下の顎のサイズのアンバランスによるもの
・両方の要因が交じり合っているもの
があります。
また遺伝によるものとそうでないものがあります。
ご質問の赤ちゃんの場合、お父様が受け口ぎみとの事なので、遺伝の要因は否定できませんが、
1歳頃受け口ぎみでも、3歳ごろには自然になおっている方もおられますので、現段階で、将来受け口になると断定できません。
できれば、小児歯科専門の歯科医に今のうちから定期的に検診を受けておられれば、適切な時期が来た時に適切な処置が勧めてもらえると思います。
受診される際には、お父様も同行して頂けたら歯科医側は大変参考になると思います。
(現在のポイント:-pt)
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