足・体を拭こうとすると噛む
2007/11/04 18:56以前に一度、本噛みの件でご相談させていただいたマーブルです。
アドバイスをいただき、接し方を少し変えてから、犬が不穏な状態になることはかなり少なくなりました。
ただ、体を拭かれたりブラッシングをされたりするのを非常に嫌がり、最近では散歩から戻って足を拭いていると嫌がって本気で噛む、ということが時々起こります。
しつけの本などには、体に触らせない場合はおやつをやりながら少しずつ、と書いてあるものもありますが、うちの場合はエサやおやつを食べているときに体に触ろうものなら、ほぼ確実に噛まれます。なのでその方法は逆効果かと思われます。
足を拭かずに家に上げるわけにもいかず、しばらく玄関で待たせてから再チャレンジしたり、もう一度外に出て、少し歩いてから家に戻り、改めて拭くなどしてはいますが、いつも一触即発の状況で、なんとか改善したいと思っています。
よいアドバイスをお願いします!
マーブルさん ( 岡山県 / 女性 / 40歳 )
回答:2件
足・体を拭こうとすると噛む
犬は現在飼い主のことを、嫌なことをする相手、フードを奪う相手と考えている。そのように理解してください。
文面を見る限りでは、犬との信頼関係を築けるように相当な努力必要です。
フードの問題、足ふきの問題だけを、切り取って直すようなことは難しいと考えることです。
まして、当サイトも含め、本やネットでの情報だけで改善できる、と考えないことです。
こうしたケースのリハビリを理論通りにことを運ぶには、犬の耳のほんの少しの動きやひげの動きなどを読み取り、それに応じた微妙なさじ加減をくわえながらの対応が重要です。専門家だからこそ出来ることであり、そうした犬のボディランゲージが読めない場合は逆効果、場合によっては大けがを追うなどの危険もあります。
私が過去に扱ったケースでは、実害がしばらく起きないように足を拭くことの代わりに、60センチ×90センチのトレーを用意してもらってそこにハイターを薄めるなどの除菌・消臭の液体を薄くはり、そこを歩かせ、その後はバスタオルの上を歩かせる、といった対応をしてもらいました。
並行して、初級クラス、ステップクラスと、5ヵ月にわたってクラスに参加してもらい、信頼関係を構築していきました。結果的には足ふきでは、噛まれなくなりました。
ちなみにその方は、山梨から高速で片道2時間以上かけ毎週土曜、東京世田谷まで通って来ていました。
本気で改善を望むのなら、大変でしょうが、その方のような努力をなさることです。
悪いことは言いません、ぜひ専門家の直接のアドバイスをお受けになることです。
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小川 亜紀子
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足・体を拭こうとすると噛む
前回のご質問から、「犬が不穏な状態になることはかなり少なくなりました。」ということで、改善が見られていて良かったです。
今回はお手入れができないということですが、その前に気になる点があります。
それは、「エサやおやつを食べているときに体に触ろうものならほぼ確実に噛まれる」という点です。
何よりもまずこれを改善しなければいけません。
この「フード守り」がなくなれば、食べ物を使って体を拭くときの問題を改善していけます。
ただこの改善方法は文章だけではお伝えしきれないので、通常は専門家に直接見てもらうことをお勧めしているのですが、岡山ではなかなかそのような専門家見つからないということなので、''簡単に''ご説明します。
まずエサを3〜4回に分けて与えるようにします。
最初はエサの器を3〜4個用意し、与えたエサを食べ終わったら、次のエサの器を置き食べさせるということを繰り返します。
これで特に攻撃的な行動が出なければ、次に分けたエサを同じ器に手で入れて与えるようにします。
そして徐々に食べている器を触ったまま、エサを入れていくようにします。
つまり「エサに近づいても取り上げられるのではなく与えられる」と教えます。
あとは、オスワリなどをさせたときご褒美でおやつを与えたら、必ず撫でるようにします。
「おやつ」と「撫でる」をセットにして慣れさせます。
文字数が限られているので本当に簡単に説明しましたが、上記の練習は噛まれる危険性が非常に高いので、できれば専門家の指導のもとで行っていただきたいです。
多少遠くても(大阪や神戸周辺)訪問をしていただける専門家を何とか探してみてください。
補足
ここでは簡単にしか説明ができないので、追加で本をご紹介します。
ジーン・ドナルドソン著『ザ・カルチャークラッシュ』
この本はトレーニングの専門書に近いですが、エサに対する攻撃の改善をする練習方法が詳しく載っているので、参考にしてみてください。
とにかくエサやおやつを食べているときに触られても大丈夫になるまでは、足を拭くのは今やってらっしゃるように工夫しながらしのいでください(>_<)
(現在のポイント:-pt)
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