対象:心の病気・カウンセリング
こんにちは。
私はつい1年くらい前に、一度満員電車で気を失いかけたことがあります。その時、とても気持ち悪く、頭が痛く、汗が止まらず、目の前が真っ白になっていくのを感じ、力が体に入らなく立っていられない状況までに至りました。その時は脳貧血を起こしたのだろうと思っていたのですか、それからというもの、電車はもちろんバス、飛行機や教室で1番前の席に座ったり、コンサート会場などでも同じような症状が起きるようになってしまいました…。非常に非常に困っています。
そして、ここ最近気づいたことがあります。それは、昔私はよく同じような夢を見て何度も夜泣きながら目覚めたことがありました。その時の感覚はなんとも言えないどうしようもない不安と不快感でした。その感覚が、私が最近感じる脳貧血の後遺症とよく似ているような気がするのです。これは何かの関係性があるのでしょうか…?
追伸…
特に小さい頃トラウマとかがあるわけではないです。
Maybeさん ( 東京都 / 女性 / 20歳 )
回答:1件
パニック障害の心理
初めまして。
実際に発作には至っていないようですが、ほおっておくとパニック障害にまでなってしまいかねない症例かと思われます。
私も幼い頃、嫌な夢を見て、目覚めても不安を強く感じる様な体験がありました。
夢の内容は覚えていませんが、漠然と1人ぼっちの心細い状況で「助けて!助けて!」と助けを求めても、誰も助けてくれない様な不安だったように記憶しています。
まさに広場恐怖と言うのも、本来人も大勢いるような広い場所であるにも関わらず、広すぎて身を隠す様な場所も無く、誰も助けてくれない恐怖を感じてしまう状況を指して、象徴的に広場恐怖と呼ばれているものですよね。
Maybeさんは、元々そうした恐怖感を潜在的に抱えており、満員電車の中で、たまたま貧血になってしまった時に、そうした恐怖感が顕在化してしまったのかも知れません。
そしてその時に感じた不快感や恐怖感が、日常的につきまとうようになってしまったのではないでしょうか?
幼い子供と言うのは、知性はまだ発達していない場合でも、感受性は大人よりも高いものです。
トラウマと言うほどのエピソードがあった事は記憶していなくても、何かしら家庭内で不安を感じる様な状況があった可能性はあるかも知れません。
具体的な例を出すと、親が、子供には見せないようにしていたけれど実は不仲で、ケンカが多かったり、離婚を考えるほど家庭が崩壊するような状況で、子供心にもそうした不穏な空気を感じていた、なんて事もある事です。
いずれにせよ、助けてもらいたいのに助けてもらえない様な、不安なイメージを抱えておられるのではないかと思われます。
過去の現実とイメージと、脳貧血の後遺症が関係し合って、今の不安や恐怖があるのではないかと思われます。
また背景にはウツがある場合も多いものです。
何かあったら、自分は人に助けてもらえる存在なのだと思えるようになると、安心感が高まり楽になれるものかと思いますが、なかなかそう単純に思えるものでもないですよね。
評価・お礼
Maybeさん
2017/11/14 09:50評価遅くなってしまい、申し訳ありません。
このような漠然とした質問にも関わらず、ご丁寧な回答ありがとうございます。
心の不具合とは、体の不具合と違って、気づきづらく把握しづらく、わからないことばかりです。だからこそ、専門家の先生のお言葉はとてもありがたいです。早く、何もかも困ることなく色々な場所へ行けた頃に戻れるようにがんばりたいと思います。
回答専門家
- 堀江 健一
- (東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります
2021年公認心理師(国家資格)取得13年間で1万人以上の相談実績を基に、深く人を理解し心のもつれた糸を解きほぐします。恋愛が出来ない、自己否定感、人と接するのが怖い、夫婦間の亀裂など、人間関係全般、アスペルガーの方の社会適応などのご相談。
(現在のポイント:-pt)
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