後頭部の頭痛

後頭部に間隔をおいて一瞬走るような痛みが起こる頭痛でご心配されていらっしゃるとのことですね。

症状から最も考えられるのは、後頭部に分布している神経による神経痛です。神経痛の痛みの特徴は、「発作的な電撃様の痛みが神経経路に沿って走る」というものです。また、その神経経路をを押すと強い痛みが起こります。

後頭部の神経は、筋肉の間を通って皮膚の下に出てくるような走行になっているので、首の筋肉のコリや頚椎の異常によって締めつけられたりすることが原因になっている場合があります。そのほか、痛みを感じる場所の皮膚に発疹がみられれば、帯状発疹による神経痛を考えます。

筋肉や頚椎の問題からくる痛みであれば、カイロプラクティックで問題のある神経の経路をチェックしてもらうことで、解決する場合も多くあります。

ご質問のタイプの頭痛を含め、多くの場合は危険な病気の兆候としての頭痛であることは少ないのですが、ここに危険な頭痛の兆候をご紹介しておきます。参考にしていただき、当てはまるときには医師にご相談ください。

・これまで感じたことのないタイプの頭痛
・突然起きる激しい頭痛
・早朝頭痛で目が覚める
・顔や手足の運動もしくは感覚の異常を伴う頭痛
・発熱を伴う頭痛
・物が二重に見える複視を伴う頭痛
・だんだん痛みが強く、また回数が多くなる


吉川祐介 Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア