対象:一般歯科・歯の治療
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山内 浩司
歯科医師
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歯も大切なご自身の臓器ですね!
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虫歯のC1というのは、エナメル質までに限局した浅い虫歯です。エナメル質は歯冠の表面を覆う硬い結晶です。このエナメル質を越えて、その内部にある象牙質に虫歯が至るとそこから虫歯は深部に拡がります(C2〜)。
45歳のしかまる様は、おおよそ40年間現在の歯を使われてきました。結果C1であれば、これから急に虫歯が進行してしまうとは考え難いです。
エナメル質に限局した実質欠損(虫歯C1)にはある程度の再石灰化も期待できます。
目に見えるほど削ってしまった歯には、人工的に詰め物をしなければいけませんが、人工物は一緒に年齢を重ねてくれるものではなく、必ず接合部分も含めて劣化します。
結果、歯は削らずに、大切に予防して頂きたいです。
最近はカリオロジーという考え方で、極力歯を削らずに保存していく傾向にあります。
ダイヤモンドでキュイーンと歯を削る方法の他には、ヒールオゾン、YAGレーザー、3Mix−MP法等のキーワードで検索していただくとよろしいと思います。
補足
確かにレントゲン照射ということには嫌悪感がありますね。しかし、歯の治療には硬組織(歯や歯槽骨)の診断が重要になります。歯という組織の保存療法には正しい確定診断が大切です。ゆえに、レントゲンは必要な診断材料なのです。必要以上にお撮りする事はありませんし、そのレントゲン写真を基にわかりやすく現象を説明していただいてください。CTなどの特殊なレントゲンの被爆量を除けば、体圧の多い胸部や胃の検診に較べると遥かに被爆量も少ないのです。
また、多くの歯科施設では、レントゲン技師さんはおりませんので、口腔領域のレントゲン資格のある歯医者さんに撮って頂いて下さい。本来、歯科衛生士さんや歯科助手さんにはレントゲンをお撮りする資格はありません。
評価・お礼
しかまる さん
極力歯を削らない治療方法を選択したいと思います。しかしその前に虫歯にならないよう日常のメンテが重要ですね(笑)。大変参考になりました。大変ご丁寧な回答ありがとうございました。
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この回答の相談
現在、1箇所歯痛が出て、歯医者に通っています。その歯の治療は終了したのですが、その他、虫歯になりかかっている歯の治療に取り掛かかっています。虫歯のレベルはC1だそうですが、以前、違う歯医者の検診で… [続きを読む]
しかまるさん (茨城県/45歳/男性)
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