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対象:一般歯科・歯の治療

ミュータンス菌検査で、むし歯体質がわかります

2008/03/12 14:59
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5.0
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歯の表面についている「ミュータンス菌」は、むし歯の原因菌。


歯を磨く頻度が少ないのに、むし歯にならない理由は
歯の表面についている「ミュータンス菌」が少ない、ということが考えられます。
また、歯を磨いているのに、むし歯ができてしまうのは
上記とは逆に「ミュータンス菌」が多い、ということが考えられます。


ミュータンス菌が多い・少ないで、むし歯の出来やすさに差がついてきます。


それとは別に、フッ素の効果は「歯質強化」です。
これは、むし歯の原因菌である「ミュータンス菌」の多い・少ないを
コントロールするものではなく、あくまでも溶けにくい歯質に強化します。


ミュータンス菌の量を調べる検査は、簡単に出来ますが、
全ての歯科医院で検査を行っているわけではありません。
歯科医院に問い合わせる等、事前に調べて頂くことをお勧めします。

また、日本フィンランドむし歯予防研究会が、
予防に取り組む全国の歯科医院をリストアップしています。
こちらのサイトからも検索できますので、ご利用下さい。


結論として申し上げると、
ミュータンス菌検査をして、自分のむし歯体質を調べた上で、
効果的なフッ素塗布を行うことをお勧めします。



私は10年前から、ほぼ毎年、
フィンランドのむし歯予防事情を視察しております。

フィンランドでは、12歳児(永久歯が生え揃う年齢)のむし歯は
平均本数1.0本以下、最も少ない地域だと0.1本以下
(10人に1人の割合で1本のむし歯があり、残りの9人にはむし歯がない)
という事実があります。

フィンランドでは、小児のむし歯予防に次の4項目を重視しています。
 1・ ミュータンス菌検査(むし歯体質度を調べる)
 2・ フッ素の使用(歯質の強化)
 3・ キシリトールの摂取(ミュータンス菌を減らす)
 4・ 歯みがき(セルフケア)



ちゃびんちゃんさんの疑問解消の手助けになりましたでしょうか?

評価・お礼

ちゃびんちゃん さん

とてもわかりやすく説明してくださってありがとうございました。
キシリトール摂取は割と悩まずに実践できそうです。コラムも楽しみにしています。

ありがとうございました。

回答専門家

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この回答の相談

夫の歯が強い原因は?

心と体・医療健康 一般歯科・歯の治療 2008/03/09 11:05

私の夫はまったく歯を大切にしません。
自分の意思で歯を磨いているところを見たことがありません。いつも私に怒られてから歯磨きをしています。

先日、私が無理矢理、歯医者に連れて行って、歯のチェックを… [続きを読む]

ちゃびんちゃんさん (愛知県/32歳/女性)

このQ&Aの回答

キシリトール 2008/03/16 10:43

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