かみ癖

まず、私のコラムシリーズ「脳の反応と学習について」をお読み下さい。

犬が行動を習慣化させているのは、その行動の結果、いいことが起きているか（パターンＡ）、嫌なことがなくなっているか（パターンＤ）のどちらかしかありません。

そして、このパターンＡによる噛みなのか、パターンＤによる噛みなのか、によってその対応も全く異なります。


パターンＡかＤかの見極めは、いつ、どこで、誰に、どんな風に、前後のボデイランゲージなどで行います。

ご質問はそうした、細かい内容は全く書かれていないので、残念ながら正しいアドバイスは出来ません。

ここからは、一般的な噛みつきについて、話します。

噛む行為には、その理由などによって
「甘がみ」、「要求がみ」、「興奮がみ」、「転位がみ」、「転嫁がみ」、「捕食がみ」、「防衛がみ」、「威嚇がみ」、「攻撃がみ」他に分類されます。

「甘がみ」、「要求がみ」、「捕食がみ」はあきらかにいいことが結果的に起きているから（パターンＡ）。「防衛がみ」、「威嚇がみ」、「攻撃がみ」は、嫌なことが無くなっているから（パターンＤ）。

どう解決していったらいいかは、前者は「いいことを起こさないこと」、後者は「その対象に慣らすこと」です。

「興奮がみ」、「転位がみ」、「転嫁がみ」などに関しては、その状況が起きないように、まず配慮することになります。

ちなみに犬の問題行動は、本やネットで情報を集めるだけでの解決は無理だとお考え下さい。

専門家による直接のカウンセリングをお受けになることです。

カウンセリングをご希望であれば、ぜひ当スクール[[ Can ! Do ! Pet Dog School：http://www.petcom.jpまでお気軽にどうぞ。


※解決のヒントは私著「犬は知的にしつける」に、詳しく記していますので、そちらもぜひご参照下さい。