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松原 好克 専門家

松原 好克
スキンケアカウンセラー/美容液研究家

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毛穴の性質を知ることで、より適切なケアがわかります

2014/04/03 09:48

かあなさん、初めまして。
スキンケアカウンセラーの松原と申します。
遅ればせながら、ご回答させていただきますので、参考にしてみて下さい。

まず、あまり知られていませんが、毛穴というのは生まれつき決まっていること(遺伝)が多く、どこまで発達するかは個人差があるため、一概には言えません。

しかし、予防ケアをおこたると、さらに毛穴が開いてきたり他の悩みも増えてくるので、早めに対策を講じることが大切ですね。

顔肌の中で毛穴が開いている部位は、かあなさんも含め多くの人が、額・鼻先・鼻に近い頬辺りが中心だと思われます。ポイントとしては、それらの部位は他の部位に比べて皮脂が多いということ。(男性は皮脂の分泌が多いため、女性よりも毛穴が大きいのが特徴)
つまり、皮脂の多い部分は毛穴が開きやすいという性質があります。そして、以前より毛穴の開きが目立ち始めたら、本格的な肌老化の始まりのサインです。

皮脂は肌にある程度必要ですが、油ですので分泌されてから空気に触れると酸化が始まります。この酸化した皮脂を「過酸化脂質」呼び、毛穴の開きを促進します。また、その毛穴の開きが進行して連なると、シワになることが確認されています。

朝晩の洗顔料での洗顔と、皮脂が多い夏場の昼間は油取り紙を活用します。
注意としては、皮脂が多いからと言って一日何回も洗顔をする人がいますが、これは逆効果です。顔に分泌された皮脂は皮脂膜を形成して、次に出てくる皮脂の量をコントロールしているため、あまり過度に洗顔をやりすぎて皮脂膜を奪いすぎると、皮脂腺が活発化して余計に分泌量を増やします。
過酸化脂質を防いでなおかつ肌の機能を考慮すると、洗顔は朝晩2回が最適かと思われます。


次に、歳を重ねるごとに開いてくる毛穴の開きも忘れてはいけません。
「たるみ毛穴」と呼ばれるもので、加齢や長年浴び続けてきた紫外線により、表皮の下の真皮層と呼ばれる所にある、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンの減少劣化が原因です。

シワ(乾燥による小ジワは除く)・たるみ・毛穴の開きは、全てコラーゲンやエラスチンの影響によるものですが、毛穴の開きは厳密に言うとたるみの仲間です。なぜなら、毛穴の開きだけ単独で現れることはなく、仕組みとしては、コラーゲンやエラスチンの減少劣化でたるみが現れ、そのたるんだ肌に引っ張られて毛穴が開きます。ですから、たるみ毛穴の場合は、重力で下に押されるため縦長(涙型)に開いてるはずです。

そして、毛穴の開きが目立ち始めると、次にシワも徐々に深くなっていきます。

シワ・たるみ・毛穴の開きは、それぞれ別々の悩みとして例えられることが多いのですが、根本的な原因は同じで、肌の構造部位によって現れ方が違うだけ。
ということは…毛穴の開き対策の化粧品は、コラーゲンやエラスチンをターゲットにしたものが多く、シワやたるみ予防としても使えるので、わざわざシワ用やたるみ用を別々に揃える必要はありません。

余談になりますが、冷水や氷水で顔を冷やして毛穴を引き締めるという美容法があります。何年~何十年もかけて進行してきた肌の劣化を、簡単に取り戻すことはできません。それでたとえ毛穴が引き締まったとしても一時的な作用で、人間には体温があるため時間と共に元に戻ります。
化粧品ですら、できあがってしまった肌の悩みを逆戻りさせることは困難で、進行を抑える予防的なものなのに、冷やしただけでコラーゲンやエラスチンを増やすことは当然無理な話です。

紫外線の他に、コラーゲンやエラスチン対策として日常生活で気をつけておきたいことは、睡眠不足・喫煙・過度なマッサージや肌を持ち上げたり引っ張ったりする行為なとが挙げられます。


では、毛穴の開きにはどのようなケアが適切なのか、具体的に解説させていただきます。

1.紫外線対策⇒毛穴の開きの原因となる、コラーゲンやエラスチンを破壊させる紫外線を徹底的に防御しましょう。夏場だけでなく一年を通して対策が必要ですが、日焼け止めは肌への負担が大きいため、外出する際はファンデーションを活用すると良いです。ファンデーション(リキッドよりもパウダーの方が良い)はUV表示がないものでも、ある程度の紫外線カット力があるため、コマメに塗り直しをすれば日焼け止めとしての効果を発揮します。

2.クレンジング⇒クレンジング料は、オイルタイプよりもクリームかミルクタイプが比較的肌への負担が少ないと言えます。メイクを落とす際は、擦りすぎず時間を掛けすぎず手短に行いましょう。クレンジングは美容液や化粧水に押されて影に隠れる存在ですが、スキンケアの中でとても重要な部分です。メイクを浮かして落とす成分が決して肌に良いものとは言えないため、毎日の繰り返しの使用で、少しずつ傷めつけていると思ってください。

3.洗顔⇒これは先ほども申し上げましたように、朝晩2回が最適です。洗顔料は、ペースト状のフォームタイプよりも、昔ながらのシンプルな成分内容で、なおかつ石鹸素地がメインで作られた固形石鹸がオススメ。古くなった皮脂をサッパリ落としてくれます。

4.化粧水⇒保湿目的よりもエイジングケアを目的にしたもので、「ビタミンC誘導体」入りのものが良く、水に溶ける水溶性のためローションタイプが肌への吸収率が良好です。
コラーゲンやエラスチンをサポートすると共に、若干ですが皮脂の分泌を抑える作用やシミ予防成分としても重宝できるため、一石二鳥です。
「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と表示されているビタミンC誘導体がオススメですが、原料が高価なため値段が張りますので、「リン酸アスコルビルMg」または「アスコルビルリン酸Na」と成分表示があるものでも良いでしょう。

5.美容液(1)⇒もう一つコラーゲンやエラスチン対策として取り入れるならば、ビタミンA配合のものを使いましょう。成分内容に、「パルミチン酸レチノール」あるいは「レチノイン酸トコフェリル」と書かれている美容液がオススメ。様々な成分がありますが、レチノールはコラーゲンをサポートする能力だけを見たら、かなり評価が高いです。ただし、化粧品に配合されているということを忘れず、改善ではなく予防を意識して使用することが大切ですね。

6.美容液(2)⇒肌の健康を考えたら、必ず取り入れておきたいのが保湿です。油分が多い乳液やクリームより、サラッとした美容液タイプで「セラミド」・「ヒアルロン酸」・「ヘパリン様物質」などの保湿成分が効果的です。

7.ピーリング⇒歳を重ねると、肌の新陳代謝が乱れて古い角質が肥大していくため、一週間に一度、古い角質を除去するピーリングがとても有効です。コラーゲンやエラスチンへのサポート、シミの原因になるメラニンの排出を促がすなど、エイジングケアをトータルで行ってくれるアイテムです。

以上、長くなりましたが、スキンケアは毛穴に限らず、まずは悩みを明確にして、その特徴に則した成分が配合されている化粧品を取り入れることがポイントです。つまり、売れている化粧品が、必ずしも自分の肌の目的に合っている化粧品とは限らないわけです。

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回答専門家

松原 好克
松原 好克
( 岐阜県 / イメージコンサルタント )
日刊美容液新聞 編集長

徹底的に美肌を追求するスキンケアの専門家

長年に渡る独自の化粧品研究、スキル、経験、専門知識を元に、エビデンス(科学的根拠)が高いスキンケア法を常に模索しております。特に、美容液のリサーチには余念がありません。流行の波に偏らない、本物の情報を発信させていただくことをお約束致します。

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この回答の相談

毛穴

美容・ファッション イメージコンサルティング 2012/09/04 21:33

最近、毛穴の開きがきになり始めてきたので何かいい方法を教えてください。

かあなさん (東京都/35歳/女性)

このQ&Aの回答

毛穴が開いている原因を探すと、ケア方法が分かります(´∀`) 保志エリカ(イメージコンサルタント) 2012/09/04 22:07
毛穴ケアについて 大森 紀香(イメージコンサルタント) 2012/09/05 08:58

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