- 澤田 且成
- アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:ビデオ撮影・映像制作
- 児島 康孝
- (動画マーケティングコンサルタント)
- 児島 康孝
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No.165 半世紀を超え世界で称賛される「七人の侍」の魅力
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No.164 半世紀を超え世界で称賛される「七人の侍」の魅力
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン 2011.05.09
ブランディングニュース『世界で活躍するニッポン・ブランド』
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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
いよいよ大型連休も過ぎ、いつの間にか
日差しの強さを感じるようになりました。
多くの企業が、今週から本格稼働となります。
なかなか仕事のペースも戻しにくいですが、
一つ一つをやり遂げつつ、前に進んでいきたいものです。
さて、今回のブランディングニュースは、
「世界で活躍するニッポン・ブランド」です。
日本映画界の巨匠、故・黒澤明監督の代表作、「七人の侍」の
海外における人気ぶりについて注目していきたいと思います。
昨年開催されたFIFAワールドカップ・南アフリカ大会では
英エンパイア誌が「史上最高のワールドシネマ100本」を発表。
ここで英語以外の映画として第1位に選ばれたのが
「七人の侍」だったのです。
「アクションと人物造形、東洋と西洋、
ブロックバスター(誰もが知るヒット作)と
アートハウス(芸術性の高い作品)といった要素が完璧に融合し
あらゆる言語を超越する傑作」。(エンパイア誌)
1954年の公開から半世紀を経て、
いまなお高い評価をされつづける七人の侍の魅力について
今回は独自の視点から考えてみたいと思います。
* * *
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<本日の内容>
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[1] 世界で活躍するニッポン・ブランド
半世紀を超え世界で称賛される「七人の侍」の魅力
[2] ブランディング勉強会
[3] 編集後記
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[1] 世界で活躍するニッポン・ブランド
半世紀を超え世界で称賛される「七人の侍」の魅力
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■ 複雑な感情を織り交ぜたストーリー
「七人の侍」が上梓されたのは1954(昭和29)年。
戦後の復興期をようやく終えた日本が、高度経済成長期に向け
助走をつけはじめた時期でもあります。
映画の舞台は、戦国時代の日本。
戦乱の日々のなかで、生活するために盗賊と化した野武士に
村を襲われ困っていた農民が、食糧提供を条件に、
貧しい7人の侍を雇い、戦うのが主なあらすじです。
戦闘から逃れる百姓を一喝する武士の一言。
「他人を守ってこそ自分も守れる」
「己のことばかり考えている奴は、己をも亡ぼす」。
このシーンの奥底にある哲学性については、
個人主義を重視する国々に大きな刺激を与えたといわれています。
「社会的弱者は、強くなろうとしない罪を犯している。
結局は強い者の餌にされてしまう」という考え方を、
善・悪の両面で翻弄される百姓たちの姿を通じ描いたのです。
■ 逆境のなかで開花した日本映画の独創性
七人の侍と同じ頃に上梓され、
今なお称賛される名画はいくつかあります。
七人の侍が銀獅子賞を受賞したヴェネツィア国際映画祭では、
故・溝口健二監督が「西鶴一大女」「雨月物語」「山椒大夫」で
1952年から3年連続で受賞。
ほかに
・ハリウッドでもリメイクされた「ゴジラ」シリーズ、
・2007年にリバイバル上映された「二十四の瞳」、
・NHKラジオからヒットした「君の名は」など、
すべての映画が七人の侍と同じ1954年の上演です。
ちょうどこの頃から日本映画界は第二黄金時代を迎え、
1958年には映画の観客動員が年間で11億人を突破。
1960年には、年間547本の映画が制作されるまでになったのです。
続きはこちらから。
⇒ http://www.id10.jp/brandingnews/110509
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