診療所の新規開業シリーズ~テナント選びの盲点~ - 医療経営全般 - 専門家プロファイル

原 聡彦
合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
大阪府
経営コンサルタント

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対象:医療経営

原 聡彦
原 聡彦
(経営コンサルタント)
中井 雅祥
(求人とキャリアのコンサルタント)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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診療所の新規開業シリーズ~テナント選びの盲点~

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今回のコラムは診療所の新規開業シリーズ~テナント選びの盲点~をまとめました。

1.テナントは面積だけでなく形にも注意して選択する
「内科は30坪あればできます!」と言われていますが、広さよりも形に注意を払い有効活用面積がどれくらいあるかを確認することです。例えばR面、柱型がある、入口が真ん中、間口が狭いなど広さがあっても有効面積が狭い場合があるのでご注意ください。

2.事前に設備条件を確認する。特に排水には注意
事前に設備条件を把握しておく(電気、弱電、空調、換気、給水、排水、防災、セキュリティなど)。設備が不足している場合、貸主と交渉して、お金をかければ設備を増設できることが多いのですが、排水などお金を出してもどうしようもできない事もあるので事前に設備条件は必ず確認しておいてください。

3.天井の高さや状態もきちんと確認する
テナントの天井高さは最低でも2m50cmは確保したいところです。引き渡し時の天井は、仕上げの状態かどうか?例えば、スケルトンの場合、天井を貼ったり空調を入れないといけないなど最終の天井の高さをチェック頂きたい。

4.内装工事が高くなる引き渡し条件
居抜き物件(前の入居者が建築・設備を残してくれている)の場合、一般的には内装工事費は安くつくと思われがちですが、ここで知っておいてほしいことがあります。それは、使えれば安くつくが使えないと高くつくという事です。また、空調が使えるからと言われて使用し1年以内に壊れてしまい、2倍のコストがかかったという事例もあります。居抜物件は何が使えるか。そして、設備が何年もつか。事前に検討頂く事がポイントとなります。

以上、弊社と提携している診療所設計のプロの話をまとめました。ご参考にして頂ければ幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝!

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