私が思う「この様な時代に"本物の指針"となるもの」 - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
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私が思う「この様な時代に"本物の指針"となるもの」

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私が最近やたら頭に浮かんで来る言葉に「仏陀に会ったら、仏陀を殺せ」という深い名言があります。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡


とても有名な言葉ですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。(※この言葉には「親に会ったら親を殺せ」という続きがあるという事を皆様はご存知でしたか?私は知りませんでした)


そしてこの言葉に対して、以前から私が理解している"私なりの解釈"を今回お伝えしようかと思っていた所、偶然素晴らしい解説に出会いましたので、


今回は予定を変更して、そちらをお届けしようかと思います。(※こちらに書かれていた解説は、私がお伝えしたかった解釈そのものだと感じました)

☆_(_☆_)_☆




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【仏に逢うては仏を殺せ 父母に逢うては父母を殺せ(禅の名言)】BY  ON 2016年8月13日


禅の臨済宗の名言に「仏に会ったら、仏を殺せ」的なものがあります。この名言は続きがあって「親に会ったら親を殺せ」という言葉もあります。もちろん、「殺人のススメ」ではなく「象徴的な意味」です。


カンタンに言うと「過去に学んできたこと、信じてきたことを、全て手離した先にこそ、本当の未来がある」ということです。西洋で言えば「神は死んだ(ニーチェ)」というのがありますが、少し似たようなノリかもしれません。


仏を殺せ、親を殺せ、という字面だけをみると「非道な教えだ」と思うかもしれません。が、別に「殺人のススメ」ではありません。「他人の作ったものを崇拝している限り、自由にはなれないし、1人前にはなれない」ということです。


たとえ、尊敬する相手の言うことであれ、きちんと距離をとりましょうということです。


「逢佛殺佛、逢祖殺祖、逢羅漢殺羅漢、逢父母殺父母、逢親眷殺親眷、始得解脱、不與物拘、透脱自在。」『臨済録』より


学習棄却(学んだことを手放す)というのは、意外に大変なものです。私達は「親から教わったこと、先生から教わったこと、先輩から教わったこと」を真実だと思って生活しています。学校で教わったことが「ウソだった」と言われると、多くの人はショックを受けるものです。


ただ、現実的な問題として、人によって最適な価値観は異なります。


「適当にやる」「力をぬいてやる」ほうが結果としてうまくいく人もいます。いっぽうで「真剣にやる」「気合いをいれまくる」ほうが結果としてうまくいく人もいます。「自分のため」と意識したほうがうまくいく人もいますし、「人のため」と意識したほうがうまくいく人もいます。


この辺りは、人によって正解が違います。ただ、世の中のほとんどの教育は「一つの正解」をまず押し付けるようにできています。


ということは、親や先生や指導者に教わったことは、「全て捨ててしまったほうがよい」場合もわりとあるのです。他人の与えてくれる正解は、しょせんは他人の正解にすぎません。


「信号が青の時にわたり、赤の時は止まりましょう」みたいな話なら、模範解答はあります。ただ、人生で大切なことの大半には、模範解答などはないのです。


日本神話を含む多くの古代神話は「親殺し」という「親的な存在を乗り越えていく」というテーマを含みます。


要は「親や指導者、学校の先生や会社の上司などなど、他人に与えられた正解をぶっ壊すこと」の重要さを昔の人達は正しく理解して教育していたのです。


「仏に会ったら仏を殺せ・・・・」をまとめて超訳すると、「すべてを疑い、全てに絶望せよ!その先に光がある!」というところになるでしょう。


※臨済録の原文・現代語訳はこちらをチェック

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中国経由で日本に伝わった「沢山の人が間に入った大乗仏教」ではなく、お釈迦様のオリジナルの教えに最も近いと言われている「初期仏教」というものを、一時独学で学んだ事のある私は、


「お釈迦様が説かれた教えというものは、本来こういうものであったはず」という事を思いました。


つまり「各自がそれぞれ独立して、他者を崇拝するのではなく、各々に与えられた才能を使って自分で道を切り開き、独自で世の中を明るく照らすオリジナルな存在になれ」という事ですね♡

(^^✿


そして「これは今の様な状況の世の中で、どなたにも共通する"指針"となる生き方」ではないでしょうかと、私は自分も含めて改めて思いました。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡





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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年