寺崎 芳紀(経営コンサルタント)- コラム「介護現場への調査、負担減。重複内容を整理~ケアマネタイムズより~」 - 専門家プロファイル

寺崎 芳紀
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寺崎 芳紀

テラザキ ヨシノリ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
株式会社アースソリューション 代表取締役
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介護現場への調査、負担減。重複内容を整理~ケアマネタイムズより~

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2021-03-04 08:45

こんにちは!介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。


先日のケアマネタイムズにて、こんな記事が掲載されていました。

話の内容はこうです。


河野太郎行政改革担当大臣が、2月26日の記者会見において介護現場における各種調査について、重複する内容については何度も報告する必要はないとし、内容を整理し現場の負担軽減を図るように厚生労働省に指示をした、ということでした。


非常によい取組です。河野大臣、良い仕事をされています。

そもそも、菅政権はこれを政権公約の大きな柱としており、河野大臣はこういう無駄を省くために任命されたのですから、大いに活躍していただきたいです。

負担軽減に向け、どんどんどんどん進めていただきたい。


役所が求めることには、本当に無駄が多すぎます。官僚制の逆機能が作用し過ぎていて、とても納得できませんが強制されるので仕方なくやっているのが現状です。


確かに、介護サービスは高いレベルでの質の担保が求められます。人の命を預かり、生活そのものを支える仕事をしているわけですから、それは当然です。


国は今後科学的介護を推奨し、AIを駆使して最適なケアプランを組み立て、PDCAを回すことで質を高めていくことを目指しています。

要は、介護サービスの生産性を高めるための施策です。


介護は労働集約型ゆえ、どうしても生産性が高まらないサービスと言われています。

人が行うサービスですから、性質上それもやむを得ません。ですから、科学的介護を推進すること自体は賛成です。


しかしそれは、要介護者様に対するサービスに直接関係しない間接的な業務を、どれだけ効率よくするかにもよります。まさに「車の両輪」だと思っています。


手続きを敢えて煩雑化することで、ある意味参入障壁を発生させ、結果として悪貨を駆逐するという見方もあるかもしれません。


しかし、介護事業に限らず、多くの業種において手続き上の無駄が多すぎると思うのです。

特に介護サービスは労働集約型なわけですから、こういった事務手続きや作業が多すぎると生産性は上がっていきません。

ですから、先ほども申し上げた通り、科学的介護と事務作業の軽減は、生産性を高めるための「車の両輪」なのです。介護サービスの生産性を高めたければ、事務負担軽減は絶対に行わなくてはならないことなのです。


非常に遅ればせながら、ようやく着手し始めました。

まだまだ予断は許しませんが、河野大臣のお仕事ぶりを国民として大いに期待したいと思います。




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