寺崎 芳紀
テラザキ ヨシノリローカルベンチマーク
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こんにちは!介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。
中小企業庁のポータルサイト「ミラサポPlus」にて、「ローカルベンチマーク」というものが紹介されていました。
ローカルベンチマークとは、会社の強みや経営状況を把握するためのツールで、通称「ロカベン」と呼ばれているようです。
ロカベン・・・ ホカ弁かと思った(苦笑い)
中小企業診断士の商売道具とも思えたのですが、経済産業省の狙いとしては事業者に活用してほしいようです。
起業情報や財務状況を入力することにより、「収益性」「安全性」「効率性」「健全性」「生産性」を一元化できるシートになっています。
財務分析項目としては、「売上増加率」「営業利益率」「労働生産性」「自己資本比率」等が挙げられます。
これが実際どこまで活用できるものなのかどうかは、よくわかりません。
しかし、会社の経営状況を把握する上で、P/LやB/Sだけでないツールを使い、分析することは有益ではないかと思います。
特に介護においては、経営者が現場仕事で忙しい中、経営状況も日々チェックされていることと思います。忙しい中でも、一目で理解できわかりやすく、かつ必要な情報を漏らさないツールであれば、どんどん活用してほしいと思います。
現場の質を上げることは、当然大事です。
しかし、現場の質を上げるためには、経営状況を盤石にしていってはじめて実現するものと思います。
こんなことを言っては申し訳ありませんが、特に介護の業界はコスト意識や収益に関する意識が少し低いと認識しています。
制度が変更されるたびに、報酬が改定されるたびに一喜一憂されるこの業界。
確かにその通りですし、国が定めた報酬構造には問題が山積です。
しかし、この業界に参入し、継続して事業を行っている限りは、改定内容に過剰に反応しても仕方がない部分もあります(といいつつ、過剰に反応しているときもある私は、猛反省です)。
ですので、現状の経営状況がつぶさに理解できるようなツールは、もっと広まってよいのではないかと思うのです。