こんにちは！介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。

去る1月31日（日）に、第33回介護福祉士国家試験が全国各地で行われました。

受験された皆様、本当におつかれさまでした。

暖冬といわれた昨年とは違い、今年は寒波が厳しく、またコロナ禍のダブルパンチにも見舞われ、受験生の皆さまにとっては大変な試験だったのではないでしょうか。

介護福祉士国家試験（筆記）は年1回、1月下旬に行われます。

今回の筆記試験を通過すると、実技試験が3月7日に行われます。結果発表は3月26日です。

問題は午前110分、午後110分で行われ、問題数は125問です。

私は介護福祉士試験を受験したことはないのですが、4時間近くの試験とはかなりの長丁場ですね。

まあ、中小企業診断士の場合は1次試験が2日間あり、1日目4科目300分、2日目3科目210分なので、もっと時間が長いのですが・・・2次試験は、80分×4事例で320分です。

介護福祉士の場合、6割取れれば合格できるとのことですので、何とか頑張って突破してほしいです。

介護福祉士を取得できれば、この業界では相当重宝されるはずです。

もともと介護業界の処遇は低すぎるともいわれておりますが、介護の仕事で身を立てたいということであれば、介護福祉士資格は必須と言えるでしょう。

国家試験ですし、しっかり勉強しなければ合格することはできないと思います。

あとは、介護福祉士資格の価値を高めるための活動も必要です。

「公益社団法人　日本介護福祉士会」という団体があります。

介護福祉士の普及活動を行うとともに、介護福祉士の現場で働く方々の声を集め、時に業界団体を代表して政府や審議会等に政策提言をしたり、処遇改善のために働きかけたりしています。

日本は民主主義国家ですので、物事を動かすには「数」が必要です。

介護業界は医師会等と比べると、残念ながらまだまだ業界団体の力が強いとは言えません。

介護職という仕事が魅力的であり、経済的な付加価値を生む貴重な仕事となるためには、業界団体の力が強くなければなりません。

しかしその源泉となるのは、やはり介護現場で働く方々で結集された力にほかなりません。

現実的には難しいですが、理想を言えば、介護の仕事をするすべての方々が介護福祉士の資格を取得する位の状況になってほしいです。

実際には難しいことですが、要は介護職として働く方々は研鑽を積んで、力をつけていかなくてはなりません。

介護福祉士国家試験を受けられた方々のほとんどが、上記のような気概を持っていらっしゃることと信じております。

いずれにいたしましても、この度の試験、本当にお疲れ様でした。

よき結果となることを祈念いいたします。

2月7日（日）は、社会福祉士国家試験が行われます。

受験生の皆さまのご検討を、心よりお祈り申し上げます。