こんにちは！介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。

今回は、科学的介護③として「科学的介護推進体制加算」について取り上げます。

これは今回改定で新設されることとなった加算です。

※次回改定からCHASEやVISITの名称が「LIFE」に変更となりますので、以後は「LIFE」と呼びます。

報酬の概要は下記の通りです。

<施設系＞

科学的介護推進体制加算（Ⅰ）　40単位/月　（Ⅱ）60単位/月（特養の場合は50単位/月）

＜施設以外＞

科学的介護推進体制加算（Ⅰ）　40単位/月　のみ

です。

算定要件は大きく分けて、

①すべての利用者の基本情報をLIFEに送る。（Ⅱ）について、特養以外の施設については服薬情報も求める。

②LIFEからのフィードバックを十分に活用する。具体的にはPDCAを回し、利用者様への介護サービスの質を高めていく。

の2点あります。

まだ、LIFEというデータベースシステムを見たことがありませんので、どの程度手間がかかるかについてはわかりません。

厚生労働省も、今後算定要件の詳細や留意点について、Q&Aで示していくこととなります。

また、介護ソフト各社も、このLIFEとどう連動させていくかについて、今後検討した上でバージョンアップを図っていいくことになります。

介護ソフトも、今後は更なる進化を遂げていくことが求められるわけで、LIFEといかに互換性を持たせることができるかが大きなポイントになると思われます。

使い勝手の悪いソフトは、今後他社に乗り換えられることになるでしょう。

まだ見えない部分もありますが、多少の手間はかかったとしても、こういった新たな加算を積極算定していくことが、今後介護事業経営において必須であると考えます。