寺崎 芳紀(経営コンサルタント)- コラム「科学的介護①」 - 専門家プロファイル

寺崎 芳紀
介護事業所の開設から運営まで、オールワンでお手伝いいたします

寺崎 芳紀

テラザキ ヨシノリ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
株式会社アースソリューション 代表取締役
Q&A回答への評価:
4.3/6件
サービス:2件
Q&A:12件
コラム:371件
写真:3件
お気軽にお問い合わせください
03-5858-9916
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

科学的介護①

- good

2021-01-29 08:00

こんにちは!介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。


2021年度海保報酬改定にて、「科学的介護」へ向けて推進されようとしています。

今回は、この件につきましてお話できればと思います。


人材不足が止まらず、今後さらに増え続ける高齢者へのサービスが、十分担えなくなることが危惧されています。今のマンパワーでは、要介護高齢者や認知症高齢者への介護は十分行えなくなる、と。


もっと長い目で見れば、人口減少で高齢者自体も減っていくのでしょうが、生産年齢人口が輪をかけて減ります。この差は埋めがたいです。

移民を受け入れる以外に道はないのでは??とまで言われています。


この事実に、国もかなりの危機感を持っていることは間違いありません。

介護職員の処遇に問題があることも認めており、実際に加算を創設したりして、それなりに努力はされています。

しかし、正直言って抜本改革にはなっていません。


そこで、数年前から検討されてきたこと。

介護の担い手が減ることは止められない。ならば、AIやITの力を使って科学的に介護を行うのがよいのではないか、ということです。


介護保険制度の根本である「自立支援」、それを進めるために必要な「重度化防止」を実現させるため、介護のエビデンスを蓄積させ、客観的情報に基づき介護サービスをアプローチする。

そのためのデータベースを「科学的介護データベース(通称「CHASE」)と呼んでいます。


これに、リハビリ事業所から集めた情報(主として利用者様のADL状況やリハビリの成果等の情報)を集めた「VISIT」というものがあります。


これを駆使することができれば、自立支援や重度化防止のために、より客観的かつ重点的に介護サービスを実施できるのでは、と期待しています。

もっといえば、少ないマンパワーでも効率的な介護が提供できるのではないか、というのが本音でしょう。


※上記CHASEとVISITは、名称が「LIFE(ライフ)」として統合されるみたいです。


今回の介護報酬改定では、この科学的介護を推進すべく、新たな加算が創設あるいは既存加算の増額がなされています。


以後、このコラムで、その具体的な内容について取り上げさせていただきます。


プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真