寺崎 芳紀
テラザキ ヨシノリ2021年度介護報酬改定について~訪問介護~
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こんにちは!介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。
たびたび取り上げております「2021年度介護報酬改定」の中で、今回は訪問介護の状況について書かせていただきます。
今回、報酬がプラス改定となったことに伴い、どのサービスも基本報酬を中心に報酬が増額になっています。
訪問介護についても基本報酬はプラスになっているものの、今回は微増に留まっているのです。
今回のコロナ禍において、訪問介護は高齢者の在宅生活を支えた最大の立役者の一つであったはず。
しかしながら、感染症や災害発生時の救済措置については、通所介護が中心になっていて、訪問介護にはそsのような措置も特にとられていません。
今回の訪問介護における主な改正点は、
・看取り対応の充実策として、「2時間ルール」の要件つき緩和
・通院等乗降介助の見直しとして、例えばA病院からB病院に通院する場合には「自宅」→「A病院」→「自宅」→「B病院」→「自宅」というように、すべて自宅を経由しなければならなかったものを、「A病院」→「B病院」というように目的地間の移動を可能にする(ただし、同一事業所が行うものに限る)。
・特定事業所加算Ⅴが新設され、所定単位数の+3%を加算(要件についてはここでは省略)。
が中心です。
上記も確かにありがたい改正ですが、もう少し基本報酬を上げてほしかったです。
いよいよ、訪問介護事業所淘汰の時代が、本格的に始まったような気もいたします。
しかし、そのようなことにならないように、私は全力を挙げてクライアント様を守りたいと思いますし、日本のサービス事業そのものを守りたいと、微力ではありますが真剣に思います。