寺崎 芳紀(経営コンサルタント)- コラム「75歳以上の医療費負担2割へ」 - 専門家プロファイル

寺崎 芳紀
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寺崎 芳紀

テラザキ ヨシノリ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
株式会社アースソリューション 代表取締役
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75歳以上の医療費負担2割へ

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2020-12-17 08:00

こんにちは!介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。


先日、菅首相と山口公明党代表とで、75歳以上で年収200万円以上の方については医療費負担を1割から2割に引き上げる方向で合意した、というニュースがありました。


実施は2022年10月からを目指すとのことで、本格的に制度改革に乗り出すようです。


私はこの改革に賛成します。と言うよりも「仕方がない」という言葉が本音でしょうかね。


75歳以上高齢者の方には大変申し訳ないのですが、現役世代の負担が重すぎます。

社会保障費も膨れ上がり、制度的にも持続することが大変になってきています。

医療費負担は、やはり75歳以上になると一気に増えます。医療にかかる回数が増え、負担は軽い。今まではそれで何とかなったのでしょうが、もう厳しいと思います。


人間、誰しも年を取り、健康不安がどうしても生じます。何らかの疾患を抱えることとなるのは当然です。

でも、もう制度維持がこのままでは難しくなる。だから、現役世代にも負担をお願いするが、高齢者の方にもお願いせざるを得ない。これは時代の趨勢だと思います。


政府は、投票率の高い高齢層に配慮しているのかしていないのか、どうも忖度している風潮がありました。

しかし、もうそんなことは言っていられません。


私が後期高齢医者になったとき、もしかしたら医療費負担割合はさらに重くなる(例えば現役並みに3割とか)かもしれません。いや、結構可能性は高いと思われます。


高齢になると収入は現役のようには得られず、逆に出費はかさむ。これは確かに厳しい部分があります。

でも、これから人口減少がますます進むわけで、国を維持していくにはやむを得ないのだなと、今から覚悟しています。


やはり、将来には備えないといけません。

以前、麻生財務大臣が「老後を過ごすには預貯金2000万円必要」と発言し問題になりましたが、私は特に間違ったことを言っているとは思いません。

老後を普通(普通の定義は人それぞれですが)に過ごすには、ある程度の資産はないとやはり難しいですよ。


政府与党は、ある意味聖域(票田となり得る高齢者層にとってネガティブな改革)にメスを入れた形になり、思い切った改革になると思います。


しかし政府も、もっともっと無駄を省いて改革を実行してほしいものです。

いまだに解決していないモリ・カケ・桜問題や、政治資金問題等、こんなことをしていたのでは、政治不信はなくなりません。


そして、私達は必ず選挙に行く。これが必要です。

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