こんにちは！介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。

今回は、弊社のクライアント様が取り組んでいらっしゃる、素晴らしい取り組みについてご紹介したいと思います。

有料老人ホームと訪問介護事業所を運営される法人様なのですが、先月の定期お打ち合わせにおいて伺ったお話です。

今般の新型コロナ感染で、入居者様はなかなか外出も出来ず、面会も制限せざるを得ない状況。どうしても閉塞感が出てきてしまうことを、ここの社長様は大変危惧されていました。

面会については、オンライン面会は実施されていましたが、やはり直接コミュニケーションを取りたいもの。とはいえ、感染拡大を防ぐためにはやむを得ないですね。

閉塞感を少しでも解消するために、施設内でお菓子作りをしたり、映画鑑賞会をしたりと、いろいろな取り組みをされていました

ある日のこと。施設内で音楽療法のようなことをされた時のお話。

音楽が流れたときに、入居者様が一斉に歌をうたい始めたとのこと。その時の入居者様の笑顔が格別だった、と。

その時の入居者様の笑顔が忘れられなかった社長様は、ある動きをされます。

それは、社歌を作るということでした。

ネットで調べ、接点を持ったプロの作曲家に相談し、社長様が作詞したものを作曲・編曲されたとのこと。打ち合わせ時では「もうすぐできるんですよ」とにこやかに話されていました。

社長様いわく、今回作られた歌は社歌として定着させるだけでなく、プロモーションとしても活用したいとのこと。

本当に素晴らしい！！これは十分活用できると思います。

下世話ながら、費用についてお聞きしてしまいましたが、数万円で作ってくれるそうです。

歌を唄うというのは、高齢者にとって大変有意義なことと言われています。

例えば、認知症状のある方も、昔流行った歌を流すと、思い出して歌い出すという話もあります。

実際、私もデイサービスや老人ホーム勤務時代にも、よく皆さんで歌をうたったものです。

その時のご利用者様の笑顔は、忘れられませんね。

前述の社歌は、年内には完成する見込みとのことで、クリスマス会で披露したいとおっしゃっていました。

きっと素晴らしいクリスマス会になることでしょう。

今月も定例の打ち合わせがあるのですが、その時に完成していれば是非お聞かせいただきたいと、お願いしております。今から楽しみです。

どうしても閉塞感が生じてしまったり、気持ちが沈んでしまったりしてしまうこのご時世。

しかし、コロナ禍でもできることはある。

私は今回の話をお聴きし、非常に励まされたと同時に、こういう介護事業者に対して全力でご支援させていただきたいと、強く思った次第です。