寺崎 芳紀(経営コンサルタント)- コラム「大阪都構想の住民投票」 - 専門家プロファイル

寺崎 芳紀
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寺崎 芳紀

テラザキ ヨシノリ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
株式会社アースソリューション 代表取締役
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大阪都構想の住民投票

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2020-11-01 08:00

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。


今日は、いわゆる大阪都構想に関する住民投票の投票日ですね。


私は大阪在住でもありませんし、介護分野以外に関する政治的な内容には基本的に触れない、という主義なので、詳しいことは差し控えたいのですが、昔から私が考えている仕事観に大きく関連すると思ったもので、このコラムにて書かせていただきたく存じます。


大阪都構想の推進・実現に向け、私がとやかく申し上げるつもりはないのですが、


・実現することで住民サービスがよくなるのなら、変えるべき。そうでないなら、現状維持(あるいは現行制度で何らか改革)すべきである。

・賛否が分かれるのは当然で、絶対に避けられない。賛否が分かれたときに多数決で決するのが民主主義の根本である。

・賛否が分かれた場合には、リーダーは最終的に信念をもって決断すべきである。進めたとしてもそうでなかったとしても、文句を言う人が必ずいるから。であれば、信ずる道に進むべき。これは、何かを変えるときには特に必要である。

・しかし、特に行政の場合、やもすれば暴走しかねない。最終的には国民・住民がチェックし、政権がっふざけたことをするようなら落とす。これも民主主義。


という考えを持っております。


上記は、組織を動かす意味において、非常に重要な考え方ではないかと思っているのです。


何かを変えるとき、どうしても賛否が分かれるものです。

仕事でも、何か大きな改革しようとすると、反対論者が出てきます。そういう人は、変革することのデメリットを並べ立て、良貨が悪貨を駆逐するという「グレシャムの法則」にハマりがちです。


もちろん、丁寧に説明をしたり、双方の意見を聴いたりすることはとても重要であり、決してこれを省略してはいけません。


しかし、一度揉めると、収拾をつけるのは容易ではありません。

その時は、リーダーが最終的に雌雄を決する。強い信念を持って決する。

私はこれが重要だと思います。どのみち双方が反対し揉めるのですから、最終的に決断するのがリーダーの仕事です。


繰り返しますが、私はここで大阪都構想の是非について論じるつもりはありません。


前回、2015年の住民投票では、1万票差で否決されました。

住民にとって痛手が多少あっても、都構想実現により、メリットがデメリットを上回るのであれば、私は突き進むべきだと思います。そうでなければ、やらない方がよいと思います。


要は、主役が誰なのか、ということではないでしょうかね。

反対する側も、主役である住民にとってどういうデメリットがあるから(あるいはデメリットがメリットを上回るから)反対するのか、を丁寧に主張すべきです。

ただ反対反対と叫ぶのではなく、冷静になって対案を出さないといけません。


しつこいようですが、私は住民にとってプラスになることを、進めていただきたい。それだけです。


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