寺崎 芳紀
テラザキ ヨシノリ大阪都構想の住民投票
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こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
今日は、いわゆる大阪都構想に関する住民投票の投票日ですね。
私は大阪在住でもありませんし、介護分野以外に関する政治的な内容には基本的に触れない、という主義なので、詳しいことは差し控えたいのですが、昔から私が考えている仕事観に大きく関連すると思ったもので、このコラムにて書かせていただきたく存じます。
大阪都構想の推進・実現に向け、私がとやかく申し上げるつもりはないのですが、
・実現することで住民サービスがよくなるのなら、変えるべき。そうでないなら、現状維持(あるいは現行制度で何らか改革)すべきである。
・賛否が分かれるのは当然で、絶対に避けられない。賛否が分かれたときに多数決で決するのが民主主義の根本である。
・賛否が分かれた場合には、リーダーは最終的に信念をもって決断すべきである。進めたとしてもそうでなかったとしても、文句を言う人が必ずいるから。であれば、信ずる道に進むべき。これは、何かを変えるときには特に必要である。
・しかし、特に行政の場合、やもすれば暴走しかねない。最終的には国民・住民がチェックし、政権がっふざけたことをするようなら落とす。これも民主主義。
という考えを持っております。
上記は、組織を動かす意味において、非常に重要な考え方ではないかと思っているのです。
何かを変えるとき、どうしても賛否が分かれるものです。
仕事でも、何か大きな改革しようとすると、反対論者が出てきます。そういう人は、変革することのデメリットを並べ立て、良貨が悪貨を駆逐するという「グレシャムの法則」にハマりがちです。
もちろん、丁寧に説明をしたり、双方の意見を聴いたりすることはとても重要であり、決してこれを省略してはいけません。
しかし、一度揉めると、収拾をつけるのは容易ではありません。
その時は、リーダーが最終的に雌雄を決する。強い信念を持って決する。
私はこれが重要だと思います。どのみち双方が反対し揉めるのですから、最終的に決断するのがリーダーの仕事です。
繰り返しますが、私はここで大阪都構想の是非について論じるつもりはありません。
前回、2015年の住民投票では、1万票差で否決されました。
住民にとって痛手が多少あっても、都構想実現により、メリットがデメリットを上回るのであれば、私は突き進むべきだと思います。そうでなければ、やらない方がよいと思います。
要は、主役が誰なのか、ということではないでしょうかね。
反対する側も、主役である住民にとってどういうデメリットがあるから(あるいはデメリットがメリットを上回るから)反対するのか、を丁寧に主張すべきです。
ただ反対反対と叫ぶのではなく、冷静になって対案を出さないといけません。
しつこいようですが、私は住民にとってプラスになることを、進めていただきたい。それだけです。