寺崎 芳紀
テラザキ ヨシノリ「物々交換」の精神
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こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
ある本を読んでいて、「物々交換」のことが書かれていました。
通貨がなかった時代に行われた経済活動のことですね。
その昔、人は何かを欲するとき、自身が持っている物を持参し、交換することによって手に入れていました。
交換が成立するには、提示された物に相応の価値があることが絶対条件です。
その物に価値があってはじめて、交換が成立する。だから、交換を申し入れる場合は、相手方に価値を提供しなければならない。
大昔の話かもしれませんが、この考え方は今もなお全く変わらないものだと思います。
営業活動も、サービス提供も、すべてこの考え方が基本になる。
私は介護業界に身を置いていますが、介護サービスを提供する方々で、このような考えに基づいて業務を行っている方が、果たしてどれくらいいるのでしょうか。
本来、自分たちが行う仕事・サービスを、相手方が受け入れる(契約が成立するということではなく、相手方が満足する)状態にすることが、サービス提供者の使命であると思うのです。
これを追求することは非常に難しい。
しかし、それを追求することが、サービスを提供する者や商品を販売する者に必要なことだと思ったのです。
介護従業者様は、果たして自分たちが行っているサービスが「物々交換」が成立するに足りるレベルなのか否かを、再考する必要はあるのではないでしょうか。
介護事業者もそう。
自分たちが提供しているサービスは、お客様に満足を提供できているか、言い換えれば「物々交換」が成立しうるものかどうかを、考えていかなくてはなりません。
私も、自社が行うサービスについて、もう一度見つめなおそうと思います。