寺崎 芳紀
テラザキ ヨシノリ「ヘルパーからコロナ感染し死亡」 82歳女性の遺族が介護事業所を提訴~毎日新聞HPより~
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こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
ネットニュースではあるのですが、昨日ヘルパーからコロナ感染しお亡くなりになった方の遺族が、介護事業者を相手取り訴訟を起こしたというニュースを拝見しました。
新型コロナ感染による損害賠償請求は、極めて異例とのこと。
まず何より、お亡くなりになった方とそのご遺族様には、謹んでお悔やみ申し上げます。
その大前提のもとで、この出来事について考えてみました。
少し前も、介護施設で看護師が出したおやつを食べた入所者様が、誤嚥してお亡くなりになったというニュースがあり、逆転無罪になった話もありました。
ご遺族のお気持ち、いかばかりかと思います。お辛い気持ちはよくわかります。
しかし・・・
これで訴訟となってしまうようでは、もはや介護サービスの提供はできなくなってしまいます。
コロナ感染した方は、村八分にされなければならないのでしょうか。
コロナに感染した人は、犯罪者なのでしょうか。
感染症対策は、事業所としてしっかり行わなくてはなりません。
しかし、コロナはまさに「見えない敵」。どんなに気を付けていても、感染を100%食い止めることはできません。それができたら、もうすでに行っています。
非常に申し上げにくい話ではありますが、このような形で責任を問われてしまっては、介護サービスはもう成り立たなくなります。皆戦々恐々としてしまい、誰も介護の仕事などできなくなります。
非常に極端な話をしてしまえば、介護サービスがなくなるということは、経済活動も日常生活も何もかも止まってしまうということです。
それを踏まえていただいた上で、審理してほしいと思います。