寺崎 芳紀
テラザキ ヨシノリ医療現場の嘆き~賞与不支給騒ぎ~
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こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
どこかの医療機関で、経営難により昇給ができない、賞与も支給できない等の騒ぎが起きています。
新型コロナの影響で、医療現場(もちろん介護も)では過度の緊張感とストレス環境の中お仕事をされてきています。実際にコロナ患者様を受け入れている医療機関では、なおさらでしょう。
これをねぎらおうと、緊急包括支援事業として医療・介護事業所の従業者様に「慰労金」を支給する運びとなりました。国も、財政支出をしてその労を称えることとしたわけで、それは評価に値すると思います。
反面、コロナの影響で、小売業・サービス業等が軒並み減収減益となり、大手企業ですら先行き不安から長期運転資金を調達する動きが出てきているほどです。
医療機関も多分に漏れず、外来患者が激減し、緊急以外のオペができない状況となり、大幅な減収となっているところが非常に多いとのこと。
個々の会社や法人の事情がわからないので、身勝手なことは言えませんが、一つだけ言えることがあります。
それは、経営者は何としてでも従業員を守り抜く義務がある、ということです。
賞与が払えないという事情、よくわかります。
しかし、コロナの恐怖と対峙してきた方々を労おうという気持ちがあるならば、何としてでも資金調達して少しでも支給すべきです。
経営陣の給与・報酬は当然カット。ぬくぬくと高い報酬をもらっている場合ではありません。無駄なものは削り落として、従業者様への待遇やサービスの質向上に充てる。
経営者は、利益が出ているときに高い報酬をもらえばよい。そうでなければ身を切らないと。
都内の大学病院では賞与不支給が大騒ぎとなり(その後、一転して支給することとなった?)、ニュースでも取り上げられています。
以前も薬剤の過剰投与等で事件にもなった病院。
こういうときに、企業・法人の姿勢や体質が見えてきますね。