寺崎 芳紀
テラザキ ヨシノリ「介護」という仕事のイメージ
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こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
皆さんは、介護という仕事(あるいは業界)に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
一般的によく言われるのは、ネガティブなことが多いです。
例えば、「キツイ」「きたない」「休めない」「重労働」etc・・・
ある意味、間違いではないと思います。仕事ですからキツイ時もありますし、排せつ介助などは決してきれいな仕事では言えません。人員不足の事業所であれば休みも取れないときもある(私がそうでした)。
ですので、この業界にいる方々は確かにそういう環境下で働いているというのは、間違ってはいません。
介護で働く方々について、よく「ストレスが溜まっている」「限界ギリギリで働いている」と言われます。これも、ある意味その通りです。
先日どこかの施設で、介護職員が入居者に対して「耳を引きちぎった」という虐待があったと聞きました。
加害者いわく、「「ストレスが溜まっていた」と供述したとか。
介護の業界は、ストレスがかかりやすい職場・業界であることは間違いないと思います。
ですので、法人レベルでメンタルケアやストレスチェックをしていかなくてはならないと、このコラムでも幾度となく書かせていただいております。
しかしながら、ストレスが溜まったからと言って、いくら何でも入居者様の耳を引きちぎるか??
こういう人たちの存在が、介護という仕事のイメージを著しく損ねてしまう。ごくごく少数派なのに・・・
日本には、介護業界で働く方が数百万人はいます。
自らの仕事の誇りとか、イメージとか、ブランディングは、自らの仕事ぶりで決まっていくと思います。
虐待防止は確かい難しい問題ではありますが、どう考えても肯定することができない。
だから、どうかこのような虐待案件が起こることによって、自ら身を置く業界のイメージを崩さないでほしい。