寺崎 芳紀(経営コンサルタント)- コラム「東京都介護職員キャリアパス導入促進事業」 - 専門家プロファイル

寺崎 芳紀
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寺崎 芳紀

テラザキ ヨシノリ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
株式会社アースソリューション 代表取締役
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東京都介護職員キャリアパス導入促進事業

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2020-06-09 08:00

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。


東京都の事業で、「東京都介護職員キャリアパス導入促進事業」というのがあります。

東京都以外でも各地で行われている事業ではありますが、主として下記のような事業を行っています。


・キャリア段位制度の導入促進

・人事制度改善。具体的には介護職員処遇改善加算の上位加算取得支援

・アセッサーの導入育成支援


です。


キャリア段位制度やアセッサー制度は、賛否もありますが、とてもよい制度だと思います。

今後、特定処遇改善加算を取得するにあたり、キャリア段位の上位者やアセッサー資格を取得して現場で活躍する方には、「リーダー級」の従業者として位置付けることもできると思います。


そもそも、介護業界では従業者の評価が見える化しにくい(できていない)部分が大きいため、このような尺度が示されるのは重要だと思います。


また、人事制度改善の一環で介護職員処遇改善加算の取得を支援するというのも、よい制度です。

東京都社会保険労務士会と東京都が組み、各事業所に訪問しつつ人事制度を整備し、より上位の殊遇改善加算を取得する支援をするのです。この事業に対して東京都が予算を組んでおります。


こういう事業には、可能な限りエントリーし、活用すべきだと思います。

こんなものを利用したって、介護職を教育したって意味ないよ、という方もいます。

気持ちはわからなくもないですが、それでもスタッフ教育は絶対に欠かせません。


スタッフ教育に力を入れている事業所とそうでない事業所、またスタッフを大事にする事業所とそうでない事業所、選ぶとしたらどちらでしょうか?

また、処遇改善加算にしても、例えば加算Ⅲを取得する事業所と加算Ⅰを取得する事業所とを比較して、求職者はどちらを選ぶでしょうか?


もちろん、それだけが選択肢ではないとは思いますが、単純に自らの手取り額が増えることを嫌がる人はほぼいないでしょうから、当然高い加算を取得する事業所の方が選ばれる可能性は高いはずです。


ただでさえ、スタッフが集まらない時代。だからこそ、スタッフに選ばれる事業所であり続けないといけません。そして、その取り組みを外部に発信し続けないといけません。

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