寺崎 芳紀
テラザキ ヨシノリ介護支援専門員実務研修受講試験の結果を受けて思うこと②
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こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
先日、介護支援専門員実務研修受講試験(以下「ケアマネ試験」)の結果について、自分が思うことについて書かせていただきました。
今回は、その続編になります。
2018年にはケアマネ試験の受験者数が3分の1近くにまで減り、当然ながら合格者数・合格率も激減しました。昨年度は少し盛り返しました(合格者数が3千人程度増えた)が、それでも受験者数減に拍車がかかっています。
理由としては、下記が挙げられると思います。
・受験資格の大幅な変更
基本的には介護福祉士・社会福祉士等といった資格を持つ方、あるいは特養・特定施設の生活相談員や老健の支援相談員等の実務経験を有する方しか受けられなくなった。
・仕事の大変さ
前回のコラムにも書いたように、業務が大変である(ケアマネの仕事は突き詰めれば無限に仕事がある)。
・待遇が決してよいわけではない
前述の通り、仕事が大変なわりに待遇に見合わない、という方が非常に多い。近年では、介護職員と給与相場がさほど変わらなくなってきている。ケアマネは基本的に「介護職員処遇改善加算」の対象にはならないことも原因かと思います。
・法定研修が多すぎる
ケアマネ試験合格後の実務研修、5年毎の更新研修等、法定研修が多すぎるという声が多くある。
勉強が必要なのは理解できるが、仕事をしながらの勉強は大変な上に、金銭的負担も大きい。
こんな感じではないでしょうか?
要は、上記のような状況なので、苦労して資格を取得したが割に合わない、という方が多いということです。実際に、せっかくケアマネになったのに更新せず、あえて失効させたという方も聞く位です。
これは、大変ゆゆしき問題です。
このままでは、ケアマネが不足していくことは止められません。
続きは次回に持ち越したいと思います。第3回をお楽しみに!!