千田 純子(獣医)- Q&A回答「RE:避妊手術で性格が変わった」 - 専門家プロファイル

千田 純子
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。

千田 純子

センダ ジュンコ
( 千葉県 / 獣医 )
ペット行動コンサルタントSENDA 
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避妊手術で性格が変わった

2020/11/21 23:52

4歳のチワワなのですが、元々、レンタル犬で可哀想なのもあり1ヶ月ほど前から飼い始めました。私自身は、犬を飼うのは初めてです。
性格も温和で、いつもそばにきたり、撫でるとお腹を向けたりしていました。
ただ、撫で続けるとごくたまに急に噛まれることがあり、直さなくてはと思っていましたが、そのほかは、いつでも飼い主に寄り添うような、本当に可愛い性格でした。
夕方に気が荒くなる傾向がある以外は、帰宅時に尻尾を振って出迎えてくれたり、喜んで散歩に行くような性格でした。
しかし、ちょうど7日前の避妊手術以来、全く性格が変わってしまいました。
塞ぎ込むようにハウスに閉じこもり、近づくと唸る、下手すると本気で噛んできます。少し撫でても噛もうとしてくるので、撫でるのは不可能、前は大好きだった散歩にも行きたがらず、行っても吠えまくっています。
餌は食べますが、超速で食べてハウスに戻ります。
抜糸すれば良くなる。みたいな話も聞きましたが、7日後の抜糸を迎えても、むしろ悪化しています。
避妊手術の3日目からぬいぐるみを抱えてハウスに閉じこもっており、かつ、ヒートが終わって30日程度だったので、色々調べて偽妊娠かも。とも思いましたが、獣医の見立てではそれはないとのこと。
考えられるのは、エリザベスカラーを散々嫌がって、さらに術衣服を着せようとしても脱いでしまい、半ば強制的に、何度も着せようとしたこと。(結局、着せられませんでした)
その際に、噛まれ、マズルを掴んで叱ってしまったり、恐らく、身体が弱っている時に叱られて一気に飼い主への信頼が崩壊したのでは、とも思います。
今後もこのままだと、正直どうすればいいかわかりません。
これは、避妊手術の影響なのか、どう接すれば良いでしょうか、

補足

2020/11/22 20:52

ご回答いただきありがとうございました。ついにリードも外せなくなってしまったのですが、ゴム手袋をつけて複数回噛まれても無視してリードを外したことで、急に大人しくなり、以前の性格に戻りました。
また、色々と躓いた際には、訓練なども検討いたします。ありがとうございました

kamdjpmさん ( 東京都 / 女性 / 42歳 )

RE:避妊手術で性格が変わった

2020/11/22 11:43

千葉市でペット行動コンサルタントSENDAを行っている獣医師の千田純子です。

避妊手術や去勢手術を受けてから、人に噛むようになってしまったと言うご相談はよくあることです。特に途中から飼い始めたり、初めて飼う方には不可解に思うかもしれませんね。

それまで、体を触られたり、保定されたり、自分の自由にならないことを経験してこなかったワンちゃんの場合は、手術であったり、術後のエリザベスカラーなど嫌な思いをして、人に対する恐怖心が出てしまったケースがほとんどです。

kamdjpmさんとワンちゃんも一緒に暮らし始めてまだ1ヶ月しか立っていなかったので、犬の方がびっくりしてしまったのでしょうね。

避妊手術で出なくても、きっと服を着せたり、ハーネスを変えたりすることでも出るので、遅かれ早かれ、飼い始めたら、しつけをする必要があると思います。お近くでしつけ教室に通うことをお勧めします。元々はそんなに凶暴な性格をしているわんちゃんではないので、一から関係性を構築し、ワンちゃんの扱い方を教えてくれるしつけ教室を選んでください。マズルを掴んだり、叱ったり、無理矢理教えるやり方はそのワンちゃんには、合わないようですね。

お近くに信頼できるしつけ教室などがない場合は、当方でもオンラインで指導をしていますので、ご相談ください。

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