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上津原 章
ウエツハラ アキラ30歳シングル女性の保険加入について
マネー 保険設計・保険見直し 2010/03/14 23:11こちら30歳女性、3年前にマンションを購入し、結婚の予定は今のところありません。
加入している保険は、住宅ローンの団信と、火災保険のみで、その他死亡保障・医療保障等は未加入です。
今後のために、保険加入したいと考えています。
必要な保障としては、
1、死後の整理資金
2、がん等で保険外の高額な医療を受けるケース
3、老後資金を想定しています。
資料問い合わせや相談をしたところ、
ソニー生命 積立利率変動型終身保険 と
三井住友海上きらめき生命 特定疾病保障終身保険 を
提案されました。(いずれも300万円、終身、65歳払込)
ソニー生命については、
2%の最低保障を確保しつつ、変動であるため、今後の景気動向にも対応できる点、
ナーシングニーズやリビングニーズ特約により、自分でも使える点を評価しています。
三井住友海上については、
三大疾病診断でも給付されるため、がん保険のがん診断給付金ではカバーされない、脳や心臓の疾患でも一時的に大きなお金が出る点を評価しています。
また、医療保険については、日額保障は少なくても、先進医療対応のものを希望しています。
(短期の入院であれば、おそらく貯金で対応可能です)
もともと、がんに特定せず疾病全般をカバーでき、先進医療にも対応できるものがあれば、と考えていたところ、
上記の三井住友海上の特定疾病保障終身保険をすすめられました。
上記のいずれかと、先進医療対応の医療保険への加入をすすめられましたが、考え方として合理的なのでしょうか?
プロの方から見て、こういった点に注意するべきだとか、
もっとこうした方がいいというアドバイスがあれば、
いただきたくお伺いします。
どうぞよろしくお願いします。
杜松さん ( 静岡県 / 女性 / 30歳 )
ご質問の答えと気づいたこと
杜松さんへ
おはようございます。ファイナンシャルプランナーの上津原と申します。
保険のかたちは人それぞれです。ご自身一人の力で生活していくということであれば、何かあったときにもたくましく生きていくための保険設計になるように思います。
積立利率変動型終身保険は、残されたご親族に迷惑をかけないということと、老後の備えとといったお気持ちでしょうか。貯蓄性だけを考えれば、保険料の払込期間を短いほうがよいでしょう。ただ、払込期間が短いと毎月の保険料が高くなります。
特定疾病保障終身に入られる場合、どのような条件で給付金が出るかを確認されることをお勧めします。特に脳卒中、心臓病については、入院日数や働けなくなった日数が何日以上の場合に給付金が出るかご確認ください。
先進医療特約の付いた医療保険についてですが、考え方としては理にかなっていると思います。がんなどが気になる場合、三大疾病一時金特約を組み合わせるのも一つの方法です。
保険のことだけでお話しましたが、今借りておられる住宅ローンのことも気になります。住宅ローンの繰上返済も資産運用と同様の効果があるからです。また、先のことだけを考えると今使いたいことに使えなくなってしまいます。近い将来に使いたいお金について考えることも、保険の形を決める大事な要素のようです。
気になることがあればお聞かせください。