上津原 章
ウエツハラ アキラ貯蓄運用について
マネー 家計・ライフプラン 2008/09/14 02:18こんにちは。来月結婚する者です。
自身の貯金運用と、今後の財産形成にご助言をいただければと思います。
現貯金:
定期預金:A銀行 250万(0.35%/年(税引き前))
B銀行 200万(0.35%/年(税引き前))
普通預金:C銀行 155万(うち結納金残り85万)
外貨預金:D銀行 270万(USD200万、EURO35万、NZD30万、JPY普通、5万)
日本株 : 75万
南ア、ランド債: 75万(2010年償還)
上記から
結婚式関連 :220万
引越関連費用 :15万
の出費見込み。結納金残金を除く円預金から出します
現時点では、上記以外の大きな出費予定はありません
新居での生活等に必要なものは結納金残金でまかないます
質問1:
円が300万程度残る予定ですが、半分程度は投資信託等で長期的運用に変更
したいと思います。国内・国外の債権・株等の割合のお勧め、商品等あれば
お願いします
質問2:
USD約130万円分を普通預金に入れっぱなしです。質問1と同様に運用するにあたり、
お勧めの商品などあればお願いします
--
結婚後、共働き中は一定額の生活費を出しあい、その残りは各自で管理します
保険料(見直し考え中)、私のこづかいなどを除くと約15万貯金可能です
相手が慎重派で投資など考えていないようなので、私は1/3ずつ、長期積極的運用、
中期でローリスク運用、定期預金にしようかと考えています
アドバイスがあればお願いします
子供は2人希望(年齢的に難しいかもしれません)
住宅取得予定なし(相手(ひとり息子です)のご両親といずれは同居か、
住宅そのものを引き継ぎ)。それまで賃貸暮らしです
どうぞよろしくお願いいたします。
わわんさん ( 千葉県 / 女性 / 39歳 )
資産運用の考え方とライフプラン
わわんさんへ
おはようございます。ファイナンシャルプランナーの上津原です。
質問1と質問2の答えについてお話しすると、
過去40年間の物価上昇率から考えると、少なくとも金融資産に対する利回りは3%は欲しいところです。
では、そのための資産配分ですが、5割をローリスク(またはノーリスク)で平均利回り0.5%とすると、残りの5割のリスク資産で5.5%の利回りを出す必要があります。(5.5%は、厚生年金が年金給付の計算根拠としていた運用利回りの目安です。)
5.5%となると、株式と比べてリスクの小さい外国債券での運用が中心になります。
世界株式の運用利回り8%、外国債券の利回り4%(弊社がお客様に説明する際の想定利回り)とすると、世界株式:外国債券=4:6の比率であればおよそ5.6%の利回りとなります。
但し、リスクは小さくなるもののある程度の値動きはありますし、10年に一度くらいはサブプライムローン問題のような大きな出来事も起こります。
今の状況であれば、株式の割合を徐々に増やし、景気が好転した時点で満期の長い外国債券での運用を始めることになるでしょう。米ドルについては、今の時点では外貨MMFか満期の短い債券がよいように思います。
実際のところは、わわんさんやご主人がどんな将来設計をしたいかによってお金の配分も決まってきます。子どもさんも2人欲しいのであれば、共稼ぎとはいかない時期もでてきます。その時に手持ちのお金が少ないとかなり不安になるかもしれません。だから、どんな時期でも、安心できる程度の預貯金の残高は必要です。
将来、どんな夢や願いをかなえたいですか。