大黒たかのり(税理士)- コラム「安愚楽牧場の決算書は適正だったのか」 - 専門家プロファイル

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オオグロタカノリ
( 東京都 / 税理士 )
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安愚楽牧場の決算書は適正だったのか

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投資運用 2011-08-22 11:21
負債総額4,330億円、債務超過3,850億円で、民事再生法を適用した安愚楽牧場。 はたして、この会社の決算書はもともと正しかったのでしょうか。 結論から言うと会計的に正しくなかったと思います。 その根拠として、Q&Aに 『安愚楽牧場の平成23年3月期は黒字だったはずですが、あれは粉飾だったのですか』 という質問があり、その回答として 『税理士のチェックを経た決算です』とあります。 つまり、決算書は税法基準で作成したもので、会計監査は受けていないということを暗に言っているのだと思います。 これだけの投資家がいながら外部の監査を受けていなかったというのは驚きで、なぜ誰もいままで指摘しなかったのかも不思議です。 しかし、安愚楽牧場は法的に監査を受けなければいけない会社でした。 会社法では、いわゆる大会社(資本金5億円以上または負債200億円以上)の会社は、必ず、監査を受けなければいけないことになっています。 安愚楽牧場の負債は平成21年3月期の時点で600億円を超えていました。 おそらく、これよりもずっと以前から200億円以上の負債があったものと思われます。 トレハロースで有名な東原もそうですが、監査を受けていない大会社は要注意です。

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