継野 勇一
ツギノ ユウイチ浮気が理由で離婚や慰謝料請求したい時、浮気の証拠を手に入れる重要性とは?
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世間ではよく、浮気や不倫が理由で離婚や慰謝料請求をしたいならば、浮気の証拠が重要だと言われます。
ですが、具体的にどのような理由で証拠が重要なのか、どれほどの重要性があるのかについては、漠然としている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、浮気の証拠の重要性についてお話ししたいと思います。
■浮気の証拠がなくても離婚や慰謝料請求はできるのか?
まず、「離婚や慰謝料請求をするには、浮気の証拠が必ず必要なのか?」という疑問があるかと思います。
これについては、浮気問題が当事者間の話し合いで解決できるかどうかによって、証拠の必要性が変わってきます。
当事者間の話し合いで解決できる場合
当事者を問い詰めたら浮気の事実を認めた、というケースは少なくありません。
その場合、当事者のその自白自体が、離婚や慰謝料請求のための正当な根拠となりますので、他に物的証拠を無理に揃える必要はありません。
話し合いで合意できれば、不倫による慰謝料請求も離婚も可能です。
調停や裁判に発展する場合
相手が浮気の事実を認めない、浮気の事実は認めても離婚や慰謝料の支払いには合意してくれない、という場合、調停や裁判に発展することもあるでしょう。
そのように裁判所での手続きを行う場合には、申し出や訴えを起こす側が、その理由と訴えの正当性を裁判所側に説明する責任があります。
そのため、調停や裁判で離婚や慰謝料請求をするならば、浮気の確固たる証拠が必要不可欠となります。
■当事者間の話し合いにおいても証拠が役に立ちます
当事者間の話し合いで解決できそうな場合は、必ずしも浮気の物的証拠が必要なわけではありません。しかし、有力な証拠があるかないかで、話し合いの結果に大きな差が出ることもあります。
浮気をしたパートナーや浮気相手が、浮気の実態について全てを正直に話すとは限りません。
浮気をした事自体は認めても、浮気の期間や不貞行為の回数などをごまかしてくる可能性もあります。浮気の悪質度が高いほど、慰謝料の金額が高額になる場合もあるからです。
適切な金額の慰謝料を支払ってもらうためにも、浮気の実態を把握できる明確な証拠を掴んでおき、相手の出方を見ながら、言い逃れのできない証拠を提示することで、話し合いを有利に進めることができます。
また、一度は浮気の事実を認めたにも関わらず、後になって「本当は浮気なんかしていない」「不倫を行ったといったのは嘘」などと、証言をひっくり返されるケースもあります。
そんなときにも、明確な浮気の証拠があれば、相手の主張を退けることができるでしょう。
このように、浮気された側にとって望む結果を得るためには、浮気の証拠はとても重要だと言えるのです。
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