稲垣 史朗
イナガキ シロウグループ
最近思うこと!
-
プロファイルに寄せられるQ&Aに関して、
本来は専門家と呼ばれる人たちは、人よりもその分野に対して長年に渡り学校や専門校なりで勉強をして、それなりの会社に入り経験を積み重ねて、他の人には無い専門知識を蓄積している訳です。
それなのに、あ~それなのに!
何でも質問はタダで聞けるから~と言う風潮が蔓延しています。
確かにインターネットと言う便利な機械が世界中を網羅している世の中ですが、逆に人間本来の「心」から奪い取ったと言うか失くしたものが沢山あるんではないかと思いませんか?
1 人に対する礼節
2 人に対するお陰さまの気持ち
3 人を尊敬する気持ち
4 人に対するありがとうの気持ち
5 人に対する労りの気持ち
これらの全てがインターネット社会が、直接「人と人」が合う事無く物事が進んでしまう現代の象徴ですね。
もしも、これがインターネットでは無く電話であれば、人は気軽に質問事はしないでしょうね・・・インターネットと言う社会は全てメールと言われる姿無き「文字社会」や「写真」で完結される社会です。それが真実なのか嘘なのかを図る尺度はどこにも無く、一方的な「文字」や「写真」と言う表現が全て鵜呑みにされる「現代社会」の怖さがここにあります。
一瞬にして世界中の出来事を「知る」ことが出来ると言うことは便利かもしれません?
しかし、果たして世界の出来事を知ったことで自分自身の何が変わるのかを考えて見て下さい。
毎日テレビのニュースで流される「老人の孤独死」「親子関係の殺人」「ストーカー殺人」がありますが、決して隣にお住まいの方達はどんな人か、と言うことすら知らないで隣同士に住んでいる人達ばかりです。
インターネットで世界の出来事は知っていても、隣人の事は何も知らないと言うお粗末極まりない現象です。
このことが、今の社会を完全におかしくしてしまっている事に気が付かないんです!
自分の行いは正しい~あの人は間違っている・・・と言うことですら直接お互いが知らない同士でも決めてしまう。 今や人間は誰とも会う事無くネットの中で生きている様な時代です。
毎日のようにネットを通じて問われる
「いくらですか?」 「取り敢えず、いくらですか?」 「高いですね!」 と言うことも無くメールでの問い合わせはその後、無しのつぶて・・・これってなんなの!
何を持って、モノを頼む側は考えているんですかね? 説明不十分で自分でも分からない説明で「高い」「安い」が判断出来てる「不思議人間」で溢れかえっています。モノを知らない「無知」さをさらけ出し、世界の情報やSNSと言われるモノに何時間も費やしている「ネット中毒患者」
今一度、この機会に自分の中に失くした「モノ」をじっくりと考えてみては如何ですか!
専門家に対する