今回は、今さら感もありますが、来年2013年4月にサポート切れが迫ったWindows XPからの移行についてです。

弊社のサイトでも触れていますので、是非ご一読頂きたいと思いますが、このコラムでは、ポイントを2つに絞ってお伝えしたいと思います。

何のためにXPから変えるのか？

サポートが切れるから・・・なんて話ではありません。その先です。

恐らく、こう思っている人は少なくないでしょう。
「サポートが切れるからって、なんだってんだ？」

特に海外ではサポート切れのソフトウエアを使用し続けることは珍しくなく、日本よりもソフトウエアのアップグレードにお金を出さなかったりします。

しかし、今回は明確です。
「セキュリティ面でのサポートがなさなくなってしまうため、OSを移行する」
これしかありません。

もちろん、最新のアプリケーションやハードウエアが使えないことや、それらの互換性なども重要なファクターですが、この点が最も重要です。

このサポート終了について、期限が切れても別にいいや、使い続けてしまえと考えるユーザは少なくないでしょう。

そして、それを獲物として、悪意あるソフトウエアをばら撒いてきたり直接的に攻撃してきたりという事態が発生することは、想像に難くありません。

そこで情報漏洩事件や業務停止の醜聞が世間や取引先の知るところとなったら・・・
そんな誰もが想像できる事態に手を打たなかったマヌケな会社と、取引したいですか？
他にも理由はありますが、OSを移行する理由としては、これだけで充分です。

何を変えるのか？

表向きは（というか、とっかかり）、XPのサポート終了への対応ですが、果たして、OSの入れ替えだけで済むのでしょうか？

つまり、XP黎明期から今のPCを使用しているなら、かなりガタがきているはずです。
仮にWindows7や8をインストールしても、パワー不足でまともに動かないでしょう。

言い替えれば、OSのみを変えるなんてパターンは、Vistaマシンをダウングレードして使っていたシーンくらいでしょうか。

また、どこの会社でも使っているMicrosoft Officeについても、2003を使用している場合は、XPと同じタイミングでサポートが切れます。
Officeについては、取引先とファイルのやり取りなどもありますので、捨て置くわけにはいかないでしょう。

つまり、このテーマは、「XPのサポート終了対応」というタイトルがついているものの、その後ろにはOS・端末・Officeという3つの対象があるということです。

もう残された時間は多くありませんが、会社や状況ごとに必要なものが異なるため、充分なご検討を頂き、必要に応じて、我々ITコンサルタントを頼ってください。

本日は、このあたりで。