田中 紳詞(経営コンサルタント/ITコンサルタント)- コラム「SEOについて」 - 専門家プロファイル

田中 紳詞
業務システムからモバイルまで、IT業界の無差別格闘家

田中 紳詞

タナカ シンジ
( 東京都 / 経営コンサルタント/ITコンサルタント )
株式会社Exciter 代表取締役/主席コンサルタント
Q&A回答への評価:
4.6/23件
サービス:2件
Q&A:43件
コラム:49件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
03-6280-3255
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

SEOについて

- good

IT全般 2013-10-06 01:40

さきほど弊社のサイトにSEOの記事をUpしたのですが、長くなってしまったので、こちらに掻い摘んだ内容を書きたいと思います。

また、本当に伝えたかったメッセージである、「SEOの向こう側」について触れたいと思います。

SEOとは?

もうすっかり市民権を得た言葉ではありますが、Search Engine Optimizationの略で、訳すると「検索エンジン最適化」と言います。

最適化って何?というと、要はGoogleなどで検索した結果表示のうち、上位に表示させる取り組みのことで、「そりゃあ、端っこにあるよりは目立つところにある方がいいでしょ」という、わかりやすい理由が背景です。

どんなことをするの?

普段我々が見ているWebサイトというのは、実はプログラムコードのようなもので構成されていて、ブラウザで右クリックして表示されるメニューの「ソースを表示」などから確認することができます。

その中に検索結果が上位で表示されるようなものを埋め込んだり、色々なサイトからリンクしてもらったり、そのために魅力的なコンテンツを作ったりします。

で、どんないいことがあるの?

わかりやすくするため、少し極端に言うと、誰かがGoogleで検索した場合、今までは10ページ目くらいにしか表示されていなかったとします。

検索結果、10ページ目まで見ますか?
絶対に見ないですよね。

でも、これが3ページ目くらいまでなら見てくれるかもしれません。
1ページ目なら更にその確率が上がります。

逆に言えば、いままで誰の目にも触れなかった、あるいは露出が足りなかったWebサイトが、SEOの処置が上手くいくことで、ちゃんとスポットライトを浴びることができるようになります。

いくら良いコンテンツをたくさん用意していても、見てくれる人がいなければ意味がありません。

営業活動やマーケティングの実際

上記のことから、SEOが必要であること、その重要性は理解頂けるかと思います。

さて、それはさておき、そもそもWebサイトを訪問する経路、すなわち「行き方」というのは、どれくらいあるのでしょうか?

1.検索エンジンから
2.Webサイトのリンクから
3.口コミ
4.名刺やパンフレットなどから

大きく分けると、このくらいでしょうか。

ところで、これらには、「1に近い方が人口が多く、4に近づくほど少なくなる」ということと、「1に近い方がオフラインの関係を持つ人が少なくなり、4に近づくほど多くなる」という性質があります。

これらのうち、SEOは、オフラインの関係から遠い、つまり顔も知らない数多くの人を対象としているということができます。

逆に、名刺交換はオフラインでの関係を持つ人と、検索エンジンの利用者に比べれば非常に少ない人数が対象となるわけで、少し回りくどくなってしまいましたが、つまりマーケティングなり営業活動というものは、基本的には様々な手段で、様々な層に対して取り組むべきと考えています。

それを踏まえて、SEOというのは、その中であまり重要視されていなかった「見ず知らずだが、非常に数多くの人」に対するソレである、ということです。

そもそも、特にビジネスではオフラインでの関係性ありきでしたが、インターネットや高速通信網の発達は、その常識をブッ飛ばしてしまいました。

SEOは当然重要なのですが、Webでの収入や事業というようにインターネット上に重きを置いているのでなければ、どうか他のコミュニケーションチャネルでも多様な利用者層に営業やマーケティングを行うことは忘れないでください。

最後に

SEOは「検索結果の上位に表示されること」を目的としていますが、一番上に表示されたら良いというわけではありません。

仮に一番であっても、低レベルなコンテンツしかなく即ブラウザを閉じられてしまっては、どうしようもありません。

そういった事態を防ぐためには、とにかくコンテンツを充実させることです。
テクニカルな対応も重要ですが、それが最も重要なことです。

小手先の技術的工夫に終始してなりません。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム