森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- コラム「世界債務危機が来た時のくらしの守り方」 - 専門家プロファイル

森本 直人
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( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
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世界債務危機が来た時のくらしの守り方

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くらしを守るマネー管理術 2011-12-27 16:29

先日、国の来年度予算案が発表されました。

新たな国債発行額が税収を上回る異常事態が続き、
このまま財政を持続することが、困難な状況です。

それでもなお、日本には「まだ大丈夫説」があり、
世間一般に、それほど危機感はないようです。

というよりも、日本や世界で今何が起こっているのか、
よく分かっていない人が多いのが実態なのかもしれません。

実際、私自身も昔は、よく分かっていなかったのですが、
FPとして、相談者の皆さんの家計を真剣に守っていかなければ
ならない立場になり、自分なりに金融経済の歴史を調べていくうちに、
日本がいかに危機的な状況にあるかが、
段々と理解できるようになりました。

ちなみに「まだ大丈夫説」は、私が調べたところ、主に次の2つです。

1.日本国債は、95%が国内で消化されている

2.日本は、まだ経常黒字国である

ですが、そもそも私たちが手にしているお金の裏付けは、
1000兆円にもなる国の借金です。

大昔は、金本位制や銀本位制といって、
お金を発行するために、裏付けとなる実物資産が必要だったり、
金貨や銀貨を使っていたりしたのですが、
現代は、そのルールが、取り払われてしまいました。

したがって、国は、国の借金を裏付けに
いくらでもお金を印刷できるようになったわけです。

同じように、お金を増やし続けることで、
経済規模を大きくしてきたのが、米国、欧州などの主要な先進国です。

上記の「まだ大丈夫説」で、個人的に一番注意すべきと思うのは、
日本の金融経済は、世界とつながっている点です。

いったん欧州、米国に火がつけば、日本もドミノ倒しで
債務危機に陥る危険性があるとみています。

年末に明るい話題が提供できず、申し訳ない気持ちですが、
大事なことなので、コラムの中でも、しつこくお伝えしていくつもりです。

ちなみに、もしもその時が来た時に、
ある程度までダメージを軽減できる方法が、分散投資です。

銀行預金に集中させている方は、株式、外貨、不動産、商品などにも
バランス良く分散させるか、少なくとも、いざという時に動かせる状態に
しておいた方がよいでしょう。

さらに、学習できる方は、デリバティブ取引を研究してみてください。

デリバティブ取引を使いこなせれば、金融パニックが来た時に
直接的な防御ができます。

あとは、今、ヘッジファンドなどが使う、デリバティブ取引が
世界債務危機を引き起こす危険性を高めていることも
知っておいてよいテーマです。

カテゴリ 「くらしを守るマネー管理術」のコラム

株価は、先読みをして動く(2011/12/22 18:12)

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